ガジェット通信

見たことのないものを見に行こう

高円寺Smile Earthに旅人集結!「なぜ旅に出ないといけないの?」について語ってみた

DATE:
  • ガジェット通信を≫

クロアチアのプリトヴィッツェ湖群国立公園。田島さん撮影

まだ秋の木漏れ日がぬくい、11月29日。高円寺のカフェ&バー「Smile Earth」に旅人たちが集まりました。

会場の「Smile Earth」は、夫婦で世界一周をした吉田有希さんが経営されている旅人に人気のカフェ&バー。平日はバー、土日祝日はランチ営業もしているお店です。

パスポート保有率の低い日本

ところでみなさん、日本に住む人々のどれくらいの割合がパスポートを持っているかご存じでしょうか?

そもそも、近年は簡単に安く海外へ行くことが出来るようになっているにも関わらず、日本人の20%しかパスポートを持っていないという現実。これは日本人の5人に1人しか持っていないという計算で、G8では最低のランクです。しかも、年間の国外旅行者数は人口の約10%くらいしかいません。

旅が好きな人からしたら「なんで旅へ行かないの?」「すごく楽しいのに」という疑問が、行かない人からしたら「なぜ旅に出ないと行けないの?」「旅に出るキッカケは?」という疑問が相互に浮かび上がってきます。

そこで、今回は、「Smile Earth」で「どうして旅に出なきゃいけないんだっけ?」という疑問に答えるべく、旅人玄人の4名に集まっていただきました。

旅人4名による濃ゆいトークはじまりはじまり!

乾杯の音頭のあと、あちこちで旅談義が盛り上がってきたところで本題の4名の方の旅話がスタート。みなさん、ゲストの話とスライドに注目します。

行きたい場所の写真は見ない方がよい

まずはScool With代表の太田英基さん。太田さんはフィリピン留学を終えて、約50カ国をサムライバックパッカーと名乗り、世界一周をして、いろんな人に出会うことを目的にして旅をしていました。

「旅先のことを何も調べずに行き、まだこんな景色があるのかと感動した」と太田さん。「調べていくと見たことのある景色と擦り合わせてしまうので、調べずに行った方が感動するよ」というアドバイスをしてくださいました。

「2週間インドを旅して、出会った人はぼったくりなど、日本で報道されている経済大国インドというのとは違い、会ってみないと本当にその国のことを理解することは出来ないということを経験ました。」

平均や統計で分かる国ではないから、インド人ってどういう人なのか?って聞かれたら、地域、宗教、教育、言語、仕事くらい聞かないと答えるのは無責任だと感じましたね」という太田さんの著書「僕らはまだ、世界を1ミリも知らない」の内容もすこしネタバレしてくれました。

[連載]「僕らはまだ、世界を1ミリも知らない」著者の太田英基さんとのぞく、世界の日常 – 結婚と恋愛について -

また、「タンザニアのローカルバスで出会ったウガンダ人の学生と30分話してい降りる間際にfacebookで繋がって以来今でもたまにメッセージのやり取りをしているという人脈広さと、そのときだけの出会いから、ずっと繋がり続けることが出来るのが今の旅の醍醐味かな」と語ってくれました。

常識がぶっ壊された!

次は芹沢東洋さん。「GO~24歳×旅×青春×人生の気づき〜」という本をサンクチュアリ出版から出版された、ブロガーでもあり旅作家でもあります。

大学3年の夏まで海外に行ったことが無く、初海外一人旅で睡眠薬入りビールを飲まされ「もう睡眠薬入りビールはこりごりよん」というブログを書き始めたところ、インド、アメリカ、アジア旅行、スリランカのアメーバブログランキングで1位を獲得したというツワモノです。

Traveler’s Express「芹澤東洋さん – 無駄なことなんて何もない。真っ正直に生きる旅 – 」

大学卒業前に30万円の奨学金をもらい、アメリカを約15万円で3ヶ月旅して、初めてカウチサーフィンを利用してできた友達と、夜な夜なお酒飲みながらいろいろ語りあったそうです。

「ホストしてくれた友人は『お前は俺のブラザーだから!』って言ってくれました。アジアの人は俺にとって近かったけど、アメリカとかヨーロッパの人は遠く感じていて、どこかで日本人は軽視されていると思ってたんです。でも『お前何言ってんの? 俺はお前らを尊敬しているし、戦争とか昔の話だし、俺とお前は友達だし、同じ人間じゃん』って直接言われて。その瞬間、常識がひっくり返って、毎回旅すると自分の何かが壊されて成長できるんですよ。」

その後、芹澤さんがすっかり魅せられたインドの、ガンジス川の火葬場に行った時の話に。

「えっほえっほって、布で巻いた死体を担いできて、火葬場に投げ捨てて燃やし始めたんです。燃やしてもさらさらにならないから、大きい骨の残骸を取り出して、河に投げ捨てていました。

でも、それを見ていたら、死が怖いものではなくて、生きることの終着としての死を見つけた気がしたんです。死っていうゴールが見えたから、その前に1秒でも生きたいし、少しでも長く笑っていたいと思うようになりました。これを感じることが出来たインドにもっと多くの人にインドに行ってほしいですね。」

自分の足元が、自分のいる場所

お次は料理を作る人と食べる人のマッチングサイト「KitchHike」を作っている、浅利泰河さん。

Webサービス「KitchHike」が運ぶ、世界の食卓で味わう幸せ 

浅利さんが最初に見せた写真は、自分の足元の写真でした。

「ハイライトの写真を撮ってしまうとその場面しか思い出せなくないですか? 本当のハイライトって写真撮れないと思うんですよね、テンション上がってたりピンチの時だったり……。なので、僕はあまり写真を撮っていません。撮る写真といったら、自分の足下なんです。自分は今ここにいるんだ!っていう証を残そうと思って撮るようにしました。」

また、浅利さんの作っているウェブサービスのKichHikeの構想にもつながったエピソードを話してくださいました。

「スリランカに行ったときに、バスで出会ったお坊さんの家に行ったときに、まったくおもてなしを受けることが無かったんです(笑) お坊さん一人で黙々とご飯を食べていてすごい距離感を感じたんですよ。お互いが面と向かってご飯を食べることが出来るようにしたいなぁ、と思って作りました。」

写真のチカラが旅への好奇心をかきたてる!

最後を飾るのは写真の力で旅をサポートする団体「Photripper」メンバーの田島知華さん。

19歳から一人旅を始め、砂漠と南米が大好きで、著書「女子が旅に出る理由」にも寄稿している生粋の旅人です。大学在学中に30カ国を周ったそうです。

大の砂漠好きと公言している田島さん。そのキッカケを作ったのは、モロッコのサハラ砂漠でした。

今までの彼女の中の絶景ランキングで1位はダントツでウユニ塩湖、2位はポルトガルのロカ岬。この2つは不動の上位だったそうですが、クロアチアのプリトヴィッツェ湖群国立公園により、そのランキングに変化があったのだとか。

さすがにウユニは越せなかったけど、2位になったそうです。

この話をした後、彼女ならではの素敵な写真を約7分の動画にまとめてイベントに参加してくれた旅人たちの「旅に行きたい!!」という気持ちに火を付けてくれました。

さいごに

「なんで旅に出なきゃいけないの?」という問いへの答えは人それぞれです。きっと現地へ行けば、それぞれ思いがけない経験や出会いが生まれます。そしてその偶然を、ぜひおもしろがり楽しんでみてはいかがでしょう? きっとその糧が、次の旅をもっと豊かにしてくれます。

旅と写真、そしてお酒は人生をより味わい深くしてくれる、そう思わせてくれる夜でした。ではみなさん、よい旅を!

(ライター:石川聖治)

*Rie Takeshita「60日間世界一周
*Haruka Tajima「【必見!シンガポールの見所】世界一快適な空港に空中プールに美しい島!
*Toyo Serizawa「カリスマ金髪さん、アメリカ一周90日間15万円旅。常識なんてぶっ壊せの巻(・∀・)♡

カテゴリー : 生活・趣味 タグ :
Compathyマガジンの記事一覧をみる ▶
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

TOP