アニメ『君嘘』クラシックコンピ3週連続首位、タワレコ「ヴィンテージ・コレクション」7枚チャートイン

access_time create folderエンタメ
アニメ『君嘘』クラシックコンピ3週連続首位、タワレコ「ヴィンテージ・コレクション」7枚チャートイン

 今週のBillboard JAPAN Top Classical Albums第1位は、中学生のピアニストとヴァイオリニストの成長を描いたアニメ「四月は君の嘘」の中で使用されたクラシック作品を集めたコンピレーションアルバム『四月は君の嘘 僕と君との音楽帳』となり、これで3週連続の首位となった。モデルアーティストとなっているヴァイオリニスト・篠原悠那、ピアニスト・阪田知樹による演奏で収録。アニメを彩る名曲を楽しめるコンサートの開催が今後、岩手、神戸、東京にて予定されている。

 今週はユニバーサルミュージックとタワーレコードによる『ヴィンテージ・コレクション』シリーズの最新作(全10タイトル)より、7枚が一挙チャートイン。今回も貴重盤や初CD化を含んだ充実のラインナップとなっている。6位はシューリヒトとウィーン・フィルによるモーツァルト・シューベルト・ブラームス。8位はムラヴィンスキーとレニングラード・フィルによるプロコフィエフ『ロメオとジュリエット』とチャイコフスキー『くるみ割り人形』。9位はリヒター最後の録音と、共演のヘッツェル18歳時の幻の『バッハ:無伴奏ソナタ第2番』を世界初CD化&初ステレオ発売。12位はコンセルトヘボウ管の名コンマスだったクレバース全盛期のベートーヴェン、モーツァルト、ブラームス協奏曲集と、ハイティンク壮年期の颯爽としたベートーヴェン。15位はヨーゼフ・クリップス没後40年企画でモーツァルトの交響曲集を、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の演奏で。19位はマゼール追悼盤。ベルリン放送交響楽団との、最初期の名演『新世界』『水上の音楽』を復刻している。

 2位と15位には、フルトヴェングラーの「第九」が2枚同時のチャートイン。2位は『ルツェルンの第九』が初登場。フルトヴェングラーのリアス放送録音の『1stマスター・リリース』で名を馳せることになったアウディーテ社が、ルツェルン音楽祭の放送録音テープを持つスイス放送局からダイレクトにマスタリングしたもの。SACDハイブリッドでのリリースとなっている。15位は前週より連続チャートインの、ヒトラー誕生記念日前夜祭で指揮をとった『ヒトラーの第九』となっている。

 エソテリックの名盤復刻シリーズで初のハイブリッドSACD化した音源が、3位と5位に一挙2枚のチャートイン。両タイトルともDSDマスタリングに際してはエソテリック製のD/Aコンバーターやクロックジェネレーター、ケーブル類を採用。マスターの音をフルに引き出している。3位の『モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番/第5番<トルコ風>/協奏交響曲』は、サー・コリン・デイヴィス指揮、アルトゥール・グリュミオー(ヴァイオリン)とロンドン交響楽団の演奏。5位の『マーラー:交響曲第9番』は、バーンスタインが生涯に一度だけベルリン・フィルを指揮したコンサートを収録した、貴重なものとなっている。

 他、4位にサラ・オレイン『SARAH』が11回目のチャートイン、7位にソプラノ歌手、田中彩子のデビュー・アルバム『華麗なるコロラトゥーラ』が2度目のチャートイン、10位に高嶋ちさ子『COLORS~BEST SELECTION~』が18回目のチャートインを飾るなど、話題のアーティストがチャートを賑わせる結果となった。

text:yokano

関連記事リンク(外部サイト)

12月15日付 Billboard JAPAN Top Classic Albums
サラ・オレイン、アルバム『SARAH』発売記念コンサート大盛況で終了
16世紀スペイン宮廷を舞台に愛と哀しみが交錯する歴史オペラ『ドン・カルロ』新国立劇場にて開幕

  1. HOME
  2. エンタメ
  3. アニメ『君嘘』クラシックコンピ3週連続首位、タワレコ「ヴィンテージ・コレクション」7枚チャートイン
access_time create folderエンタメ

Billboard JAPAN

国内唯一の総合シングルチャート“JAPAN HOT100”を発表。国内外のオリジナルエンタメニュースやアーティストインタビューをお届け中!

ウェブサイト: http://www.billboard-japan.com/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。