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横浜になぜ名古屋のご当地グルメが!? 激辛&激ウマ!「台湾ラーメン」が食 べられるお店を徹底調査!

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横浜のココがキニナル!

横浜市内で台湾ラーメンを食べられるお店はあるのでしょうか?(u-pon0910さんのキニナル)

はまれぽ調査結果
横浜市内で台湾ラーメンを提供する店「一刻魁堂(いっこくさきがけどう)」「口福館(こうふくかん)」「めめ」を紹介!

「台湾ラーメン」とは?

実はこの投稿で初めて「台湾ラーメン」の名を知った松宮。「台湾ラーメン」とは愛知県名古屋市千種区(ちくさく)にある「味仙今池(みせんいまいけ)本店(以下、味仙)」が始めた“名古屋のご当地ラーメン”なのだ!


「味仙」は1962(昭和37)年創業

昭和40年代、店主・郭明優(かく・めいゆう)さんが台湾で小皿に盛って食べる「台仔(タンツー)麺」を“激辛にアレンジして出したのが最初”らしい。郭さんが台湾出身だったことから「台湾ラーメン」と命名。ちなみに台湾にこの「台湾ラーメン」は存在しないとのこと。

「台湾ラーメン」はもともと従業員用のまかないだった。しかし、常連客が「おいしそうなので食べたい」とリクエスト。以後、メニューに追加された。一部の人が知る“隠れメニュー”だったが、昭和60年代に起こった激辛ブームに乗り、一躍脚光を浴びる存在に。以来、来店した人の大半が頼むという味仙の看板メニューだ。


(左から)『中日新聞 県内総合市 2000年3月16日』『コンベンション ナゴヤ名古屋食文化考8 1999年4月 64号』

「台湾ラーメン」のスープは鶏ガラ。麺の上には炒めたひき肉がどっさり。そしてたっぷり入った唐辛子が標準的なスタイル。“口に入れた瞬間、激しい辛さが襲ってくる”という刺激的な味。食べ慣れてくると“この刺激がクセになる”らしい。


・・・この色! 見るからに辛そう・・・(『まっぷる 愛知2011年版』)

辛いものは「大の苦手」な松宮。だが横浜の「台湾ラーメン事情」を調べなくては! インターネットで市内にある「台湾ラーメンが食べられる店」を検索。だが台湾ラーメンを看板メニューとしている店は「すでに閉店」ということが多く、なかなか見つからない。さらに検索を続けると、横浜中華街にある中華料理店や台湾料理店がヒットする。そこで今回は「本場名古屋の台湾ラーメン」と「台湾人が提供する台湾ラーメン」を調査することに。

まずはご当地・名古屋に本店を構える「一刻魁堂(いっこくさきがけどう)」へ行ってみることに。

名古屋発のラーメン店「一刻魁堂」


東急東横線綱島駅からバスに乗り10分、「トレッサ横浜」へ

この日はまるで冬のような寒さ。しかも雨。


震えながら「一刻魁堂」がある南棟2階へ

時刻は午後3時だが、カップルや家族連れでにぎわっている。


落ち着いたところを見計らって店長の矢治大周(やじだいしゅう)さんにお話を伺う

「一刻魁堂」は創業1971(昭和46)年。「株式会社JBイレブン(資本金6億6157万円)」が経営している。「一刻魁堂」は現在名古屋を中心に全国56店舗を展開。ちなみに東京には店舗がなく、関東では千葉に2店舗、埼玉に1店舗、そして神奈川では「トレッサ横浜」のみ。

2008(平成20)年にオープンした「トレッサ横浜店」の客層は家族連れやカップルなどが中心。混雑する時間帯は、日によるそうだ。天候は関係なく、雨でも混む日があるそう。


取材した日は雨だったが、一時はほぼ満席だった


店の人気メニューは「一刻しょうゆ(602円)」や「台湾らーめん(723円)」

矢治さんによると「台湾らーめんの辛さは追加可能」とのこと。しかし、仕込みの段階でひき肉とすりつぶした唐辛子を混ぜ合わせているため、「辛さをゼロにすることはできない」そうだ。つまり「そのままでも辛い」。初来店で辛さを追加する人には「念のため確認する」と矢治さん。

ここで「台湾らーめん」を注文すると・・・


唐辛子が浮いた「台湾らーめん」が登場!

にんにくのよい香りがする。


唐辛子のほか、ニラ・モヤシ・ひき肉がたっぷり!


名古屋のご当地ラーメンを初めて実食!

・・・からーーーーい!!! 涙が止まらない。でもひき肉がアクセントになっており、妙に後を引く。鶏と豚でだしを取ったスープはかなり濃厚で中太麺とよく合う。


唐辛子は穴あきれんげで取る

慣れていない松宮にとってはかなり辛い。だが、逆に辛味が食欲を増進させるため、一気に食べてしまう。


号泣しながらも完食


泣きながらもう1つのオススメ「台湾まぜそば(788円)」も注文


「台湾まぜそば」キターーーー! でもどうやって食べるの?


メニューに“食べ方指南”が書いてあるので安心


極太麺・ネギ・ひき肉・刻みのりを10回以上混ぜる

・・・唐辛子が入っているが、「台湾らーめん」より辛さは控えめ。シャリシャリしたネギは食感のアクセントになっている。


卵はセパレーターで分け、黄身だけを入れるのだ!


“食べ方指南”2番目「卵を入れて食べる」


黄身を入れるとまろやかな味に!


ブラックペッパーを投入するとピリッと味が引き締まる


柚子昆布酢をかけると酸味がプラスされ、また食欲が増す


最後はご飯を入れてシメに!

“具材の旨みがすべてしみ込んだご飯”は最強。一品で4つの味を楽しめる「台湾まぜそば」はとってもユニークだった!

台湾の「台湾ラーメン」が登場!? 「口福館」

続いてイセザキ・モールへ。ギッシー(編集部・山岸)行きつけの店に「台湾ラーメン」があるらしい。早速2人で行ってみることに!


JR関内駅から5分ほど歩き、イセザキ・モールにある「口福館(こうふくかん)」へ


午後3時過ぎだが店内は混んでいる


小上がりがある二階へ


オーナーの里村さんにお話を伺う

里村さんは台湾出身。30年ほど前、両親とともに来日したという。里村さんのおじいさんは「戦前の日本にいたこともある」とのこと。「口福館」は1992(平成4)年オープン。以前は「近隣にあるビルの2階に店を構えていた」とのこと。2年前、イセザキ・モールのメイン通り沿いにある現在地に引っ越すと「新しいお客さんが増えた」そうだ。


「お客様のご意見を今後に生かしたい」という真摯な姿勢がうかがえる「口福館」ホームページ

平日の営業時間は午前11時から午前0時まで。金土日祝は午前2時までオープンしている。営業時間が長く、2階には座敷席があるので「ゆっくりと食事を楽しめる」だろう。

「口福館」のメニューの種類は113品と豊富。しかも「全部超リーズナブル(byギッシー)」らしい。メニューを見ると・・・


自家製の「釜焼! チャーシュー」や「ハチノスと葱の和え物」などが全部399円!


「野菜焼餃子(5個190円)」とはハンパない!

“安さのヒミツ”を里村さんに伺うと、「安い仕入れ先を見つける」「大量に仕入れてコストダウンを図る」などの工夫をしているそうだ。料理は「台湾の味付け」がベース。台湾料理は「中国料理のジャンルのひとつ」なんだそう。


この安さなのに「ご飯大盛無料」というのもすごすぎる

ここで「台湾ラーメン」を注文することに。「・・・辛いんですよね?」と聞くと「いえ」と答える里村さん。

あれ? 「台湾ラーメン」って辛いはずでは!? 不思議に思い尋ねると、「口福館」の「台湾ラーメン」は台湾の「タンツー麺」と判明! つまり、「名古屋ご当地の台湾ラーメンではない」のだ! まさか名古屋の「台湾ラーメン」のもとになったオリジナルの「タンツー麺」が食べられるとは! 里村さんによると「あまり(ほかの店では)ないんじゃないかな」とのこと。


「台湾発焼きビーフン(695円)」もおいしそう!

「“タンツー麺”のルーツは台湾の漁村」と里村さん。漁村では冬の間、魚があまり獲れない。そのため「何かほかの名物を」と「タンツー麺」を売るように。そして「味が評判になり広がった」そう。「タンツー麺は漁村から始まった」とは! 意外なルーツに深く感心する松宮とギッシー。

すると・・・


「台湾ラーメン(タンツー麺:649円)」が登場!


まずひと口!

「鶏と豚でだしを取る」というスープはあっさりとした中にもコクが感じられる。炒めた豚のひき肉は甘みととろみがあり、「誰でもおいしく食べやすい味」だと思う。


トロリとした煮卵がこれまたスープに合うのだ!


続いて人気メニュー「台湾風肉丼(ルーローハン:476円)」も実食


ガブッとひと口食べると・・・

本醸造醤油でトロトロに煮込んだ豚バラから“じゅわっ”と肉汁があふれ出る。ご飯の量も多く、お新香もついていて「ハイクオリティ過ぎ」なのに476円とは。


「自家製」という「杏仁豆腐(299円)」も食べてみることに

「杏仁豆腐」が入った器を持つと・・・

「!!!!」

ずっしりと重い。・・・なんか手間暇かけて「しっかり作ってますっ」という感じがする。
これは超期待大!


思わず顔がニヤリ

「・・・これ、すごくない!?」と叫ぶ松宮とギッシー。“本格的な味わい&食べ応え十分”で大満足!

ステキなママの店「めめ」

・・・10月某日。雨の日の夜。「寒い」と震えながら相鉄線三ツ境駅へ。「台湾ラーメン」があり、ホームページがかわいらしい「台湾家庭料理飲茶喫茶めめ(以下、めめ)」に行ってみることに。


心が和む「めめ」のホームページ


三ツ境駅から歩いて5分ほどで「めめ」に到着

「あのー、すいません」と中へ。どうやら女性がオーナーのようだ。突撃で取材を申し込むと「撮影の用意、何もしてないわよ(笑)」と言いながらもOKしてくれる。


清潔感ある店内

女性は台湾出身の岸田さん(以下、ママ)。30年ほど前、美容の専門学校へ入学するため来日。縁あって横浜出身のご主人と出会い結婚。現在は20代後半のお子さんが2人いるという。


明るくて気さく、とってもステキなママ!

若々しいママに「美の秘訣」を伺うと「何もないわよ(笑)」との答え。

「めめ」は18年前に創業。同店は駅から徒歩5分と比較的近い。だが、住宅地にあり駅前にあるわけではない。しかし、「18年も続けている」というのは多くの人々が通い続けている証拠だろう。客層は「遠方から来る人も多い」とか。最近は口コミにより「新規のお客さんも増えてきた」とママ。

と、ここで「温かいお茶と冷たいの、どっちがいい?」とママ。聞くと、お客さんにより好みが違うので「いつもどちらがいいか伺っている」とのこと。「今日は極寒だが昨日は暑い」など、秋は日により温度差が激しい。なので、こういう気遣いが身に染みる。


「ほぼ毎週宴会が入っている」というほどの人気!


台湾の家庭料理も食べられる


飲茶は1080円から

ランチの営業時間は午前11時から午後2時まで。ディナーは午後5時から午後9時まで。定休日は毎週月曜日。


豚ひき肉だけを使った台湾スタイルの「ルーローハン(450円)」


一品料理も充実


アルコールやおつまみも

ここで、台湾ラーメンを始めたきっかけを尋ねる。ママは名古屋からこちらへ来たお客さんに聞き、「台湾ラーメンの存在を知っていた」とのこと。また、テレビでも見たことがあったらしい。ママの息子さんは、現在愛知県在住。現地へ遊びに行った際、台湾ラーメンを食べたそう。そこで「うちでもやってみよう」と思ったんだとか。

「台湾ラーメン」を始めたのは今から4ヶ月ほど前。今では「一番の人気メニュー」らしい。「台湾ラーメン」の辛さは選択可能だ。「辛さひかえめ」で早速注文すると・・・


「台湾ラーメン(850円)」が運ばれて来る

具は“ひき肉・もやし・ニラ・ネギ・”とうがらし”。


どんな味なんだろう!? いただきまーす!

・・・鶏&豚でだしを取ったスープは、とってもやさしい味! そして上品なのに家庭的な味わい。「ラーメンが苦手」という人や「ヘルシーなものが好きな人」にオススメだ。辛味もマイルドでちょうどいい。ひたすら熱中して食べていると、「あっ!」と叫ぶママ。理由を尋ねると・・・


「話していたので煮卵を入れ忘れちゃった(byママ)」


本来煮卵は「台湾ラーメンの中に入っている」のだ

煮卵を冷たいままいただいたが、味がしみていておいしかった。


最後に自家製の「チャーシュー(4切れ:1100円)も実食


この厚み!


思わず「チャーシューをおつまみに飲みたいなあ・・・」と呟いてしまう

チャーシューは煮込んだ後「3~4時間寝かす」とのこと。寝かすことにより、さらに味がしみ込むらしい。

家庭的な料理とステキなママに元気をもらった松宮。お礼を言い立ち去ろうとすると、「寒いから気を付けてね」とひと言。「またママに会いに来よう」と決意し、店を出た。

取材を終えて

取材を通じ「台湾ラーメン」が名古屋のご当地ラーメンだと初めて知った。「一刻魁堂」の「台湾らーめん」はかなり辛かった。だが辛味が妙に後を引き、完食してしまった。「口福館」では「台湾ラーメン」かと思ったら、まさかの「タンツー麺」が出てきてびっくり! しかし、オリジナルのタンツー麺を食べることができてよかったと思う。「めめ」はステキなママがいる店で家庭的な料理が魅力。「台湾ラーメン」もママの人柄を反映しており、上品でやさしい味だった。

「台湾ラーメン」はその店独自の味があると思う。食べ比べてみるのもオススメだ!

―終わり―

「一刻魁堂 トレッサ横浜店」
住所/横浜市港北区師岡町700 トレッサ横浜 南棟2F
電話/045-534-2159
営業時間/月~木:11:00~22:00、金・土・日・祝日11:00~23:00
定休日/無休

「口福館」
住所/横浜市中区伊勢佐木町2-80 1F
電話045-262-5494
営業時間/平日 11:00~0:00、金・土・祝日前日 11:00~2:00(L.O 1:30)
定休日/無休

「台湾家庭料理飲茶喫茶めめ」
住所/横浜市瀬谷区三ツ境110-23
電話/045-366-5331
営業時間/(ランチ)11:00~14:00(ディナー)17:00~21:00
定休日/月曜

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記者:

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