ガジェット通信

見たことのないものを見に行こう

全米年間チャート発表、アルバムは「アナ雪」フィーバーを巻き起こしたサントラ盤がビヨンセ、テイラーら抑え堂々首位に

DATE:
  • ガジェット通信を≫

 2014年度の米国ビルボード年間チャートが発表。アルバムチャートBillboard 200は全世界で「アナ雪」フィーバーを巻き起こした、映画『アナと雪の女王』のサウンドトラック盤が、2014年の年間アルバム首位に輝いた。

 日本でも流行語大賞にノミネートするなど、大旋風を巻き起こした「アナ雪」。本家アメリカでは、昨年の年末から映画と共に徐々に順位を伸ばし、1月18日付アルバムチャートから5月まで、累計13週の首位をマークした。累計枚数は350万枚を突破し、ワールドセールスでは1000万枚に届く勢いをみせている。アニメ映画によるNo.1獲得は、『ライオン・キング』(1994年)、『ポカホンタス』(1995年)、『おさるのジョージ』(2006年)に次ぐ4作目で、約8年ぶりの獲得となる快挙。ゴールデングローブ賞にもノミネートされ、映画興行収入も12億ドルを突破した。

 累計200万枚を突破し、2位にランクインしたのが女王ビヨンセ。プロモーションを一切行わず、iTunesストアから急遽ドロップするという、異例のリリース形態で話題を呼び、発売から3時間で8万、1日で30万ダウンロード、初週トータルで617,000枚の初動枚数を獲得し、iTunesの最高セールス記録を更新。また、ビヨンセ自身にとっても、これまでリリースしたアルバムの中で、最も高い初動枚数の記録となった本作『ビヨンセ』。3週間のNo,1をマークし、2008年の年間2位をマークした『アイ・アム… サーシャ・フィアース』以来、6年ぶりのランクインとなった。

 新女王として君臨する、テイラー・スウィフトの『1989』は3位にランクインしたが、本作、集計期間内たった3週間で年間3位にランクインするという、すさまじい記録を打ち立てた。11月15日付アルバムチャートで、初動枚数130万枚と驚異的な数字を打ちたてデビュー。次週22日付では40万枚、29日付で30万枚と、たった3週の間に200万枚を売上げ、2位のビヨンセと僅差まで迫った。集計期間外ではあるが、12月に入ってからも20万枚を突破するなど絶好調で、集計期間が割れなければ、年間首位は間違いなかったといえる。先行シングル「シェイク・イット・オフ」も、秋のリリースにかかわらず、年間13位と大健闘した。

 世界96か国のiTunesチャートで、当日No,1を獲得したワン・ダイレクションの『ミッドナイト・メモリーズ』は、初動枚数55万枚を突破し、瞬く間にミリオンを突破。見事年間4位にランクインした。その記録を上回る、80枚を獲得してNo.1デビューを果たした、エミネムの8thアルバム『ザ・マーシャル・マザーズLP2』も続く5位にランクイン。本作もテイラーと同様に、2013年度チャートとの集計割れが生じたため、実売ではワン・ダイレクションよりも上回るが、とはいえ5位に入賞したのは見事。

 近年では、売上げの落ち込みが囁かれているが、初動枚数の記録更新は、今年のアルバムチャートで大きく話題を呼んだ。2位のビヨンセから5位のエミネムまで、全アーティストが自身のもつ初動枚数記録を塗り替えたが、カントリーシンガー、ルーク・ブライアンの4thアルバム『クラッシュ・マイ・パーティー』もまた、初動枚数53万枚と大きく数字を伸ばし、自身最高枚数を獲得。年間チャートでは7位にランクインした。また、カントリー界からは、2012年のリリースにもかかわらずロングヒットを記録し、10位にランクインを果たしたフロリダ・ジョージア・ラインの『ヒアズ・トゥー・ザ・グッド・タイムス』も、初動枚数ではないが、最長ランクインという記録を更新した。

 シングルでは、年間18位に「リーム」、20位に「ロイヤルズ」をランクインさせたロードのデビュー作『ピュア・ヒロイン』は6位に、年間2位に「ダーク・ホース」がランクインした、ケイティ・ペリーの『プリズム』は8位ランクインするなど、シングネ ヒッ?によるプロモーションを行ったアーティストも、上位に。それとは対照的に、カントリー界の巨匠、ガース・ブルックスの6作のCD、2作のDVDがボックスセットとなる『ブレイム・イット・オール・オン・マイ・ルーツ』が9位に、首位デビューを果たした、バーブラ・ストライサンドの『パートナーズ』が20位にランクインするなど、シングルからのアプローチは一切ない、往年のスター等も名を連ねている。

 2015年度からは、アルバムの集計方法にストリーミング・サービスのデータが加わり、さらに単曲のデジタルセールスも、アルバムの集計に加わることになる。来年の年間チャートは、これらのポイントが大きく影響してくるのではないか、と思われる。

関連記事リンク(外部サイト)

2014全米ビルボード年間チャート The Billboard 200
全米年間チャート発表、シングルは首位獲得最長記録のファレル「ハッピー」がNo.1に
『第57回グラミー賞』ノミネート発表、ビヨンセ、サム・スミス、ファレルらが最多6部門、日本人アーティストも

Billboard JAPANの記事一覧をみる ▶
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

TOP