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自尊心の強い人は「偏頭痛持ち」?

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昔から「バカは風邪をひかない」という言葉がある。迷信のような悪口の類だが、当たらずといえども遠からず…と思ったことはないだろうか? バカとは違うが、真面目で繊細なタイプは風邪をひきやすく、図太いタイプはめったに風邪をひかない…なんて印象を職場で受けることがある。

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このような性格と健康の関連は本当にあるのだろうか? 心理と健康の関係を分析する「健康心理学」の研究者、文化学園大学の野口京子教授に詳しい話をうかがった。

「健康心理学の観点では、性格と健康の関連は深いと考えられています。たとえば、風邪は体の免疫が落ちるとひきやすくなりますが、免疫は心理的に弱ったりストレスを感じたりすると落ちやすくなるもの。ストレスを感じやすい『生真面目な人』は風邪をひきやすい、といえるかもしません。これは一例ですが、それ以外にも様々な性格と健康の関連が指摘されています」

これまで健康と性格の関連はたびたび研究されてきたという。なかでも有名なのが、M・フリードマンとR・ローゼンマンというふたりの医師が提唱したものだ。

「彼らの調査・研究によると、“心臓疾患”を引き起こす人には競争心や攻撃性が強いタイプや、短気な性格が多かったとのことです。そこで、このような性格の持ち主は、心臓疾患を引き起こしやすいと考えられています」

また、別の研究者ががん患者を調べると、怒りや不安、恐怖などの感情を表に出さずに制御する人が多かったという結果が出た。そのため、このような性格もがんとの関連を指摘されている。

もちろん、2つの性格に当てはまれば“必ず発症する”ということではない。ただ、そういった相関が研究結果として出ているようなのだ。

「そのほか、“気管支ぜんそく”は依存的な性格の人に多く、“偏頭痛”は自尊心や支配欲の高い人によくみられます。これらは、精神的要因が深くかかわる『心身症』の症状として表れることがあるんです」

性格と健康の関連を示すものは色々とある模様。では、性格面から健康につなげるために、私たちはどんなことに意識すればよいだろうか。

「まずは自分の性格を知ること。そしてその性格的特徴がプラスに表れるような生活をすることが大切。自分がどのようなタイプかを認識し、感情や思考、行動を変えることで、性格も変化していきます。あとは、なるべくストレスを溜めないこと。色々なストレス対処法を自分なりに作っておいて、柔軟な対応ができるとよいでしょう」

いずれも簡単なことではないが、心に留めておくだけでも意味はあるかもしれない。今後は性格面からも健康を意識してみるのがよさそうだ。

(有井太郎)
(R25編集部)

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※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
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