ガジェット通信

見たことのないものを見に行こう

携帯SIMロック解除でどうなる?

DATE:
  • ガジェット通信を≫

さる10月31日、総務省が「SIMロック解除に関するガイドライン」改正案を発表し、2015年5月以降に発売される携帯電話端末より、原則的にSIMロックを解除するよう携帯各社に求めました。

【画像や図表を見る】

…しかしそもそもSIMロックとはなにか? それが解除されるとどういうメリット・デメリットがあるのか? という読者のために、わかりやすく説明しましょう。

まず、携帯電話やスマホの中には、あなたの携帯電話番号が記録された小さなICカード「SIMカード」が入っています。そのSIMカードは、あなたが契約した携帯電話会社の電話機でしか使えないという「SIMカードロック」がかけられています。

例えば人気のiPhone6。

実はドコモもauもソフトバンクも販売しているiPhone6の中身はまったく同じもの。しかし、このSIMロックのせいで、「ドコモで買ったiPhone6はドコモのSIMカードしか使えない」というような制限がかけられているのです。

この制限によりユーザーは、ナンバーポータビリティをする際にいちいち乗り換え先のiPhoneに買い替えなくてはいけない、あるいは海外旅行でも渡航先の旅行者用SIMカード(現地の電話番号)が使えないため割高な海外ローミングサービスを使うしかない、といった不利益をこうむっているのです。

では、これが原則解除されるとどういう未来が訪れるのでしょうか?

まず、各携帯キャリアは端末での差別化ができなくなるため、これまで以上に「つながりやすさ」「通話エリアの広さ」「通信の速さ」「料金の安さ」「契約プランの豊富さ/わかりやすさ」「独自サービス」「サポート」など回線品質やサービス面での競争を迫られるようになります。そうなれば、ユーザーにとってはサービスの選択肢が増えることに繋がる点がメリット。自分の使い方や予算に応じ、より良いキャリアを選びやすくなるのです。

一方、一時的にはマイナスの影響もあります。

これまで2年契約を前提に適用されていた通信料の割引がなくなることで、実質的に端末価格がガツンと値上げされるおそれがあります。例えばアップルが販売しているSIMフリーiPhoneの価格が「SIMロック解除後」の端末価格のひとつの目安。

もっとも高い初期投資をしてまでSIMロック端末が欲しい人は一部に限られるでしょうから、現実的には「一括購入したら即SIMロック解除」「割賦購入なら数カ月~2年間はSIMロック解除はお預け」という選択肢が用意されることでしょう。

それでもSIMロック原則解除で「他社に乗り換えやすくなる」「他社、他国でも使えるので端末を高値で売りやすくなる」「海外旅行や海外在住で現地SIMカードが使える」「MVNOなど格安携帯会社のプランが選べる」といったメリットが生じるのは確か。

ともあれSIMロック解除後の具体的なルールが決められるのは今年中と、まだこれから。12月1日まではパブリックコメントも募集していましたが…。今後に注目です。
(熊山 准)
(R25編集部)

携帯SIMロック解除でどうなる?はコチラ

※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
※一部のコラムを除き、web R25では図・表・写真付きのコラムを掲載しております

関連記事リンク(外部サイト)

SIMロック解除時代の賢いスマホ料金術
「SIMフリースマホ」の長所とは?
中古スマホ売却で個人情報ダダ漏れ
1000円以下データSIMはなぜ安い?
SIMフリー端末のベストな入手法は?

カテゴリー : 生活・趣味 タグ :
R25の記事一覧をみる ▶
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

TOP