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省エネ大賞・さっぽろホワイトイルミネーションのエコな仕組み

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日本で最初のイルミネーションとして1981年に始まり、今では約45万個の電飾が点灯して冬の札幌を彩る『さっぽろホワイトイルミネーション』。毎年11月下旬~2月中旬まで開催されるこのイベント、昨年には経済産業省北海道経済産業局が選考した『北国の省エネ大賞』を受賞した。なぜ省エネ大賞を受賞できたのか? 電力の確保はどうなっているのか?『さっぽろホワイトイルミネーション』を主催する、実行委員会に詳しい話を伺った。

まず、2013年の北国の省エネ大賞の受賞理由とは?「バイオディーゼル燃料(以下、BDF)をつかった『BDF発電』による節電効果が大きいと思われます。大通会場に発電機を設置し、オブジェはすべてBDF発電で点灯しています。BDFは再生可能エネルギーの一つで、家庭や企業の廃食油から精製した燃料を、軽油の代替エネルギーとして発電に使用します。節電効果に加え、地球にやさしい地域参加型のエコ・イルミネーションを実現することが可能になりました」

なるほど、再生可能エネルギーをつかったことによって、省エネ効果はどれくらいだったのだろうか。「2012年の実績ですが、大通会場の商用電力消費量については100%削減することができました。また、電球をLEDにしたことにより、駅前通り会場は52.6%、南一条通り会場は95.0%の削減に成功しました。なかでも大通会場は、すべてBDF発電で電力をまかなっています。大通会場の商用電力消費量は0kWh、前年比で55%削減され、商用電力消費量のピークであった2005年との比較では、2012年に91%、さらに2013年には98%の削減を達成することができました」

それはなかなかの実績だ。ところで、廃油油はどうやって回収しているのだろうか?「大通会場の会期中、2丁目と3丁目に廃食油の回収ボックスを設置し、発電の原料となるご家庭の使用済み食用油(廃食油)の回収を行いました」

地域住民の協力も、エコと景観につながっているようだ。それでは最後に、2014年のイルミネーションのエコな見どころは?「今年はイルミネーション全体の約9割がLEDになっています。そのうち駅前通り会場・南一条通り会場の立木装飾は、すべてLED。また大通会場のオブジェは、すべてBDF発電でまかなっております。電球総数約45万個に上るイルミネーションを楽しんでください」

メイン会場である大通会場は、電力すべてを使用済みの廃食油などでまかなっているということが驚きだった。だがこれが震災後もイベントを続けてこられた所以であり、市民の協力がなければ決して成り立たなかったであろう。札幌の人々に愛され、開始から34年目を迎える今も時代に合わせて進化し続けるイベントに、一度足を運んでみてはいかがだろうか。●取材協力
さっぽろホワイトイルミネーション実行委員会
HP:http://white-illumination.jp/
元記事URL http://suumo.jp/journal/2014/12/02/74323/

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