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「アーティスト」という職業で生計を立てるために持つべき視点とは?

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 アーティストを職業にして生計を立てるというのは、日本では本当に才能があるひと握りの人だけの厳しい道だというイメージがある。
 しかし、それは日本での常識。海外に目を向けてみると、アーティストとして生きていくことは一つの選択肢として十分に可能だということがわかる。

 『学校では教えてくれないアーティストのなり方』(いたみありさ/著、サンクチュアリ出版/刊)では、ニューヨークで16年間アーティストとして活動し、ニューヨークの超人気ギャラリーディレクターのいたみ氏が、その経験をもとに「自分を表現して自由に暮らすこと」を夢ではなく、現実にするための10個のステップをわかりやすく解説している。

 アーティストの夢に挑戦する前に「○○だから」と自分や世間の常識に縛られて諦めてしまうのはもったいないこと。
 本書では、アーティスト志望が誤解しがちな常識を8つ挙げている。

・有名アーティストに弟子入りしなければいけない。
・美大を出てないといけない。
・アートで生活できるのはひと握りの人間だ。
・アートだけでは食べていけない。
・作品は高い値段を付けなければいけない。
・アートコンペで賞を取らないと認めてもらえない。
・アートに詳しくなければいけない。
・アーティストとして画廊に所属しなければいけない。

 この8つの中で、日本人の感覚で特に思うものは「アートで生活できるのはひと握りの人間だ」というものではないだろうか。それは日本人にとってアーティストは特別な存在だから。
 しかし、ニューヨークではアーティストがアートで生活をすることは特別なことではない。アーティスト組合やアーティストのための保険もあり、アーティストが医者や弁護士と同じように1つの職業として認められており、家族を養っている人も多く存在するそうだ。
 日本にはあまりそういったことは伝わってこない。アーティストとして生活している人が世界中に存在していること。誰でも海外に出てこられるし、閉鎖的な日本のアート史上よりも、比較できないくらい大きなアート市場が海外にあることが本書を通してわかる。

 「美大を出ていない」「不安定な職業」…アーティストに対するこういった固定観念に捉われず、海外にも目を向けて活動の視野を広げるというのも、アーティストとして生きていきたい人の選択の1つになるはずだ。
(新刊JP編集部)


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