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石水久美 コンシューマ営業本部 KDDIプリシード au SHINJUKU運営室

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新宿駅から徒歩1分。最大規模の直営店をオープン

au SHINJUKUの1階フロア

2階フロア

11月21日、東京・JR新宿駅東口から徒歩1分のロケーションに、KDDI直営店「au SHINJUKU」がオープンした。直営店最大の売り場面積はau NAGOYAの約2倍の約1,000㎡の広さ。auの新機種やアクセサリーの展示・販売、各種サービス、サポート、最新情報の発信、新たなライフスタイルの提案といった幅広い役割を担う旗艦店だ。

ガラス張りの明るい店内の1階は、「au +1 Collection」など、季節や時流に合わせて提案される豊富な種類のアクセサリーを展示販売。誰でも気軽に立ち寄れる、楽しい空間になっている。2階では、実際に端末を利用しているシーンが想起できるように端末のラインナップが展示されており、auの新機種や最新サービスを体感できる。また、ゆったりとくつろげるラウンジスペースが設けられ、商品購入に関する相談、契約、アフターケアに対応する。そして3階はセミナーフロア。「スマートフォン教室」や各種セミナーが開催される。

「まだオープンしたばかりで、この先何が起こるか分かりませんが、スタッフ全員で前向きに取り組んでいけば、何であろうときっと解決できると信じています」

そう話すのは、au SHINJUKU運営室室長の石水久美さん。2010年から4年にわたり、東京・原宿のKDDI DESIGNING STUDIO(以下、Kスタ)(11月16日に閉館)の館長を務めていた石水さんに、au SHINJUKU運営室への異動の発令があったのは今年7月1日のことだった。以来、館長を兼務しながら本格化したau SHINJUKUの開店準備に携わり、この約半年、目が回るような日々を過ごしてきた。

UQコミュニケーションのゼロからの立ち上げに参加

石水さんが組織の立ち上げに関わるのは今回が初めてではない。まだサービス開始前のUQコミュニケーションズに出向し、2年間を過ごしているのだ。

「UQコミュニケーションズの立ち上げにゼロから携わった際には、教科書もなく、教えてくれる人もいない中、必要なことをみんな自ら考えて、協力しながら仕事をしたことで、とてもいい経験ができました。大きな会社では業務範囲がかっちり決まっていますが、立ち上げでは、ある程度は業務範囲が決まっているにしても、担当外の業務もしなければいけません。『経験が無いからできません』と言える環境は、実はとっても恵まれているんですよ(笑)」と、石水さんはその当時を振り返る。

現在、石水さんが率いるスタッフは、総勢70名。Kスタから倍増したスタッフを、石水さんは店長として牽引し、直営店に対してお客さまが抱くイメージに応えられるように努めている。例えば、発表会の翌日には新モデルが展示されるため、それを見に来るお客さまも多く、スタッフは最新の機種やサービスについて、いち早く把握して正確に説明することが求められる。

「Kスタからのメンバーはもちろん、新たに加わったスタッフも、自分たちがKDDIの顔であるという意識を強くもって働いてくれており、auの商品に限らず、他社の商品知識も含め、すごく自学自習しています。直営店に対するお客さまの期待に応えようとスタッフ自身が意識するためでしょうし、お客さまに育てていただいている部分も多々あると思います」

石水さんのスタッフに対する期待は高く、今回の新店舗の立ち上げに伴うさまざまなハードルも、得難い経験として彼らの今後の糧になってくれることを願っている。

「これからも、スタッフ全員で常に新しいことにチャレンジしていきたいですね。そのときも、苦しい顔ではなく、笑顔でやっていければ、みんなが幸せな、働きがいのある職場になるのではないでしょうか。みんなで明るく、お客さまにとってナンバーワンのお店になろうという気持ちで仕事に従事すれば、一番のお店になれると信じています」

指示待ち状態を脱却して、自分で作り出した営業術

積極的に新しい業務に取り組み、仕事を楽しんでいる石水さんだが、もともとはキャリア志向ではなかったとか。短大卒業後、損害保険会社に就職した石水さんが日本移動通信(当時)に転職したのは、1992年のこと。その理由は、「福利厚生がしっかりしていたと感じたから」と笑いながら打ち明けてくれた。所長を含めて5、6人の甲府営業所のショールームで、レンタル式携帯電話の受け付けと営業事務を担当するうちに、男性社員が交わす仕事の話の輪に入れないことに気がついた。そこで、「同じ仕事をすれば話に加われるはず」と考え、94年に新たに着任した上司から「何をしたいか?」というヒアリングを受けた際に、「営業」への異動を志願した。

ところが、申し出の翌日から石水さんを営業担当にしたつもりだった上司に対して、明確な指示が出るだろうと思っていた石水さんは、従来の仕事を継続。1週間後、とうとう上司の雷が落ちた。

「慌てて外に営業に出ましたが、どこに行けばいいのかも分からず、先輩社員に何をしたらいいのかを教わりました。営業時のお作法や、細かい話ですけれど、車で動いている外出時にトイレを借りるならパチンコ屋さんで、といったアドバイスも受けました(笑)」。ただ、「大した話はしていないから、勉強にならないよ」との理由で先輩社員の営業現場へは同行できなかったことから、石水さんは自分なりの営業方法を一から探すことになった。

「とにかく、営業としてできていない部分をよく上司から叱られていたのですが、私からすれば『やり方が分からないからできない』わけです。ところが上司は『いちいち教えるものではない』と言い放ちます。朝礼後、営業所を出て、営業車内で大泣きしたこともありました。でも、小さな営業所でいろいろな業務に携われましたし、自分では任せられたことを確実に着実にする性格だと思っていたのですが、その殻を破って新しいことに挑戦し、未知の自分を知ることを教わりました。営業への異動は、今思うと私にとってのターニングポイントでした」

ショップへの営業からスタートした石水さんは、その後、量販店、ショップを束ねる代理店を担当し、営業のキャリアを積んだ。多くのことを学んだというこの時期にたどりついた石水さんの仕事の流儀は、「信頼を得るため、相手のために何ができるかを常に考える」こと。早朝に担当店舗に行って掃除をするといった行動を通して、信頼関係を育んだことで、店舗の朝礼で商品説明の機会をもらったり、ダメ出しをされながら店長からセールストークの仕方を教わったりもした。

ストレス解消も仕事で。唯一の趣味は山梨時代からの温泉巡り

2000年には、女性としては全国で初めてトヨタ自動車系列の販売会社担当に。トヨタの地域担当者へのプレゼンテーションを認められた石水さんは、販売会社各社のオーナーを紹介されると、月に1度は必ず各社のオーナーとともに、1日がかりで系列店を回る営業活動を行った。女性の営業担当者に距離を置いていた人たちも、その仕事熱心な姿勢を徐々に応援してくれるようになり、石水さんは、トヨタ自動車販売チャネルで純増実績で47都道府県中第3位に輝いた。山梨県の人口を考えれば、目覚ましい成果である。

東京・JR新宿駅東口から徒歩1分にあるKDDI直営店「au SHINJUKU」

「au SHINJUKU」スタッフが皆さまをお待ちしています

そして、2004年秋に甲府支店長に就任。2000年のDDI、KDDI、IDOの三社合併後、初めて誕生した女性支店長となった。その後、東京本社のカスタマーサービス本部へ異動、さまざまなケースでKDDIがお客さまに渡す約700種類もある文書の内容を、より分かりやすくして表現も統一するという、これも前例のない仕事に取り組んだ。そしてUQコミュニケーションズへの出向を経て、2010年秋にKDDIに帰任してKDDI DESIGNING STUDIOの2代目館長に就任した。

営業職に変わったときから、「管理職となって、自分でこうしたいと思ったことを押し進めたい」と考えるようになった石水さん。しかし、「女性活用」を唱える最近の風潮に対しては、「女性であることを必要以上に意識しないでほしい」と話す。

「女性だからダメと言われるのは嫌ですが、管理職を目指して頑張っている女性の周囲の人たちには、女性管理職の目標が何%だから何とか女性を引き上げようと考えてほしくありません。あくまでも適材適所であるか、あるいは業務内容から判断していただきたいと思います」

石水さんはこれまでずっと、同じような日、同じ仕事の繰り返しがない日々の仕事を楽しんできた。「仕事でストレスがたまることがあっても、ストレスを解消してくれるのも仕事」と言う石水さんの趣味は温泉に行くこと。au SHINJUKUの立ち上げが一段落したら、久しぶりの温泉で、しばし「ぼーっとする時間」を持てるのを今は心待ちにしている。

石水久美(いしみず・くみ)

コンシューマ営業本部 KDDIプリシード au SHINJUKU運営室

国文科卒。短大卒業後、損害保険会社に就職

1992年
日本移動通信(当時)入社。甲府営業所で営業事務職
1994年
営業職に異動
2004年10月
甲府支店長
2006年4月
カスタマーサービス本部コミュニケーション推進グループに異動。東京勤務に
2008年4月
カスタマーサービス本部カスタマーサービス統括部統括グループと兼務に
2008年10月
UQコミュニケーションズに出向
2010年10月
KDDIに帰任。コンシューマ営業本部 KDDI DESIGNING STUDIO館長
2014年11月21日
au SHINJUKU店長

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au SHINJUKU

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