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「はやぶさ2」生命の起源を探る旅

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いよいよ11月30日の「はやぶさ2」打ち上げが目前に迫ってきた。世界で初めて小惑星に着陸して微粒子を持ち帰った「はやぶさ」の後継機にあたる。初代「はやぶさ」は小惑星イトカワに着陸してサンプルを収集し、約7年・60億キロに及ぶ旅を経て2010年に地球へ帰還した。その偉業は世界中から称賛され、3本も映画が作られるほど盛り上がったのはご存じの通り。

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だが、その挑戦は終わってはいなかった。今回「はやぶさ2」の打ち上げは、一連のプロジェクトの第2幕にあたる。もともと「はやぶさ」の打ち上げは、「太陽系の起源を解明し、地球や生命誕生の手がかりを得る」という壮大な研究テーマのいわば序章だった。イトカワを目指したのも、太陽系が形成された当時――小惑星が衝突を繰り返し、地球のような惑星に成長する過程――の姿をとどめているのではないかと期待されたためだ。試料を持ち帰って分析することで、太陽系の起源に迫る手がかりを探ろうとしたのだ。

「はやぶさ2」はその(研究)成果を踏まえた第2幕の挑戦として、宇宙に飛び立つことになる。目指すは小惑星「1999 JU3」。イトカワとはまた異なるタイプの小惑星で、イトカワより多くの有機物や水分――いわば生命の源――を含む鉱物でできていると考えられている。到達予定は打ち上げから4年後の2018年半ば。1年半ほど“滞在”して探査を行い、東京オリンピックが開催される2020年末頃に地球に帰還予定となっている。

今回の挑戦についてJAXA広報部長の上垣内茂樹氏は、「日本の技術の粋を集めて、人類の未知の科学に挑戦するプロジェクト。2020年に小惑星のサンプルを無事持ち帰ることができるよう、応援をお願いします」と語る。

既に打ち上げに向けた応援企画「みんなで作るカウントダウン」も進行しており、打ち上げが近づくにつれ、盛り上がりを見せている。これは「2020秒前(33分42秒前)」から公式サイト上でカウントダウンを行うにあたり、思い思いの“数字イメージ”を一般から募集するもの。2020人から1人1つずつカウントダウン数字を選んでもらい、投稿された“数字イメージ”で本番時にカウントダウンを実施する。募集締め切りは11月26日(23時59分)と迫っているが、まだ選べる数字には若干の余裕があるため、今すぐエントリーすればカウントダウン企画に参加することが可能。

6年半に及ぶ宇宙への旅立ちに、ネットから手軽にエントリーできるのは魅力的。恋人や家族など、大切な人と一緒に写った写真を投稿すれば良い記念になる。お子さんのいる方なら、将来の“宇宙少年・宇宙少女”が生まれるきっかけになるかもしれない。

果たして「はやぶさ2」の旅はいかなる夢とドラマをもたらしてくれるか。探査結果に期待を込めて、旅立ちを見送りたい。
(目黒 淳)
(R25編集部)

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