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肩書きを詐称した名刺作成の罪は?

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Q.

 Aは親会社の執行役員です。このAは、子会社の取締役常務執行役員を兼務しています。ところが、使用する名刺においては、親会社の「取締役常務執行役員」という肩書でクライアント対応していることが発覚しました。こうした肩書きを利用して、知人の会社をコンペにいれたり過剰に接待ゴルフをしたりとノーチェックをいいことに好き勝手しています。
クライアントより親会社役員について問い合わせがあって発覚したものですが、どのような罪に問えますか??

(40代:女性)

A.

 ご相談の内容では、本来、親会社の執行役員兼子会社の取締役にすぎないAが親会社の取締役常務執行役員という肩書きの名刺を作成しているということですね。

 このような会社における肩書きの詐称に過ぎない場合は、残念ながら、刑法上の罪にはなりません。ただ、そうした役職にあるという外形を利用して誰かからお金を得たり、自分の利益を図ったりした場合は詐欺罪(刑法246条)などに該当する可能性は出てきます。また、会社法上では、(子会社では取締役であるので)取締役や第三者の利益を図ったり、会社に損害を与える目的で、任務に背いた行為を行った場合に成立する特別背任罪(会社法960条)の可能性もありえます。

 ただ、今回のご相談内容では、知人会社の優遇や接待ゴルフの過剰な開催などが肩書き詐称と結びついているようにご指摘いただいていますが、詳細な状況がわかりかねるため、上記のような刑法上の罪や特別背任罪に問えるかどうかは、申し訳ないですがわかりかねる状況です。
 仮に上記のような名刺における経歴詐称と利益を図る行為が結びついていることが判明したら、捜査機関に対して刑事告訴•告発を行うことが可能です(刑事訴訟法230条239条)。

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肩書きを詐称した名刺作成の罪は?

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