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美味い!世界の絶品ご当地鍋10選

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寒い時期になると恋しくなるのが鍋料理。しかし、鍋は寒い時期、寒い国だけのものではない。世界各国の食文化を反映した個性的な鍋たちを『世界の鍋』の著者・服部直美さんにご紹介いただいた。

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●ケソ・フンディード(メキシコ)
ハラペーニョとにんにくを効かせ、ガツンとパンチの効いた味わいに仕上げた“メキシコ版チーズフォンデュ”。石鍋でグツグツと煮えたぎるオレンジ色のソースを、トルティーヤやチップスにつけて食べる。牛肉やチョリソーにつけてもおいしい。

●サンコーチョ(コロンビア)
家族や友人など大人数で囲む鍋料理。チキンをじっくり煮込んだスープの中に、魚介、豆などのほか、ジュカという野菜や輪切りのトウモロコシや手でちぎった青バナナを入れるのが特徴。ゆで卵、アボカド、サルサなどを好みで入れて食べる。

●汽鍋(中国・雲南省)
中国南西部、雲南省のご当地鍋。真ん中に蒸気を通すための穴がある「汽鍋」に野菜や肉を敷き詰め、食材から出る水分だけで濃厚な味わいに仕上げる。季節に合わせてさまざまな漢方が入るのも特徴。医食同源の食文化が根付く、中国らしい薬膳料理だ。

●火鍋(中国・香港)
真ん中で分かれた鍋に、2種類のスープが入る「火鍋」。地元では、ほんのりピーナッツが香るサテー味と、鶏がらスープの二つが一般的。具材はワンタンやエビ、クレソン、レタスなど。すき焼のように、生卵につけて食べるのが香港流だ。

●ホイツァイ(モンゴル)
内モンゴル伝統の野菜羊肉鍋。なお、「ホイツァイ」はモンゴル語で「野菜」を意味する。ただし、当地で野菜は希少食材のため、一般家庭では厚くカットした羊肉を多めに使用。揚げたじゃがいもが入るのも特徴で、アクをそのまま残すことで味にコクが出る。
●チムチュム(タイ)
タイ北部・イサーン地方のご当地鍋。屋台でもよく食べられる庶民の味だ。しょうがやレモングラスで味つけしたスープで肉や野菜を軽く煮込み、酸味の効いたピリ辛タレで食べる。肉を生卵に絡めてから鍋のなかに入れるのも、タイではポピュラーなスタイル。

●ギャコック(ネパール)
チベットから伝わった伝統的な鍋料理。もとは貴族たちが慶事の際に食す宮廷料理だったが、今は一般家庭でも広く食べられている。にんにくの一種であるジンブーをたっぷり使った濃厚スープに、骨付きの鶏肉やヤクのスペアリブが入るこってり味だ。

●タジン(モロッコ)
日本でもおなじみの「タジン」は、モロッコを代表する鍋料理。とんがり帽子を思わせる円すい形の鍋で煮込むことで、肉や野菜が柔らかく仕上がる。現地ではパンをスプーン代わりにして野菜を食べ、最後に肉をみんなで取り分けて食べるのが一般的。

●カタプラーナ(ポルトガル)
ふたつの鍋を貝のように合わせた「カタプラーナ」で作る、アルガルヴェ地方の鍋料理。3カ所の留め金で密閉することで、魚介や野菜の旨みがしっかり凝縮される。シメとして残ったスープにパンやごはんを入れる習慣もあり、日本の鍋文化とよく似ている。

●ウハー(ロシア)
ロシアではボルシチと並んでポピュラーな鍋料理。深い鍋に魚と玉ねぎを入れ、鶏がらベースのスープで煮込む。みじん切りのディル(香草)とにんにくを加えるのが特徴だ。現地では、野外でウハーを囲むことも多い。ライ麦でできた黒パンとの相性が抜群。

取材・文:榎並紀行(やじろべえ)
(R25編集部)

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