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体へのダメージが大きい空気の汚れ

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風邪だろうと疑っていた咳や痰も、長い期間続くと不安にならないだろうか? その原因は、PM2.5、黄砂、排気ガス、タバコの煙など、空気の汚れにあるかもしれない。体への影響は? 体はどう対処しているの?

●見えない汚れから体を守る気管支の防御壁

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昨今、PM2.5や黄砂など新たな大気汚染が世間を騒がせている。吸い込むと健康に害があるとされ、体への影響が気になるところ。だが、すぐにわかりやすい症状が出るわけではないため、イマイチ実感が湧かないという人もいるだろう。

「大気環境の汚れは少しずつでも確実に私たちの肺や気管支へダメージを与えていますよ。例えば、日本よりも大気汚染が深刻とされるインドでは、40歳以上の2400万人が慢性的な呼吸器の病気にかかっているという疫学調査の結果が出ています」と話すのは、東京理科大学・薬学博士礒濱洋一郎教授。

呼吸器である気管支の内側には、毛状の突起を持った線毛細胞がびっしりと敷き詰められている。鼻や口から吸い込んだ異物は、線毛上にある粘液に付着し、咳や痰として体外へ排出される。肺や気管支は空気を取り込んで酸素交換するだけでなく、大気の汚れを除去する浄化システムでもあるというわけだ。

では、肺や気管支が汚れてしまった場合は、どうすればいいのか? きれいな空気を吸って過ごせば、元のきれいな状態に戻るのだろうか?

「残念ながら、一度機能が低下してしまった肺胞は元には戻りません。しかし、傷ついた気管支については、清肺湯という漢方薬に一定の効果があることが明らかになっています。清肺湯は、麦門冬(バクモンドウ)と天門冬(テンモントウ)を中心に16種類の生薬からなる漢方薬。気管支の滋潤(じじゅん)を高める気道液の分泌を驚くほど高めます。それに、鎮咳(ちんがい)や抗炎症効果まであるんです」(同)

ダメになった肺胞が治らないとはなんともショックだが、今以上に肺にダメージを与えないためには、生活環境の見直しや清肺湯のような気管支ケアは試してみる価値がありそうだ。

(R25編集部)

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※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
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