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窓辺が心地いいのはなぜ? 猫の行動から考えてみた!

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猫とともに暮らしている人は分かると思うが、彼らは本当によく窓辺にいる。では、猫たちが窓辺を愛するのはどうしてなのか。また、窓辺を快適にするコツはあるのか。”猫と窓辺”のCMが印象的な建材メーカー・YKK APの担当者に話を聞いてみた。猫は家で一番、快適な場所を知っている

今回、猫と窓辺の関係について教えてくださったのは、YKK AP商品企画部 住宅パーツ・工法研究室の荒城佳映里さん。動物と窓辺についても研究をしているのだとか。さっそくですが、なぜ、猫は窓辺が好きなのでしょうか。

「そもそも猫や犬などの動物は、夏の涼しい場所、冬の暖かい場所と、季節にあった快適な場所を見つけるのが大得意です。当社のヒアリングなどでも、『猫は我が家で一番いい場所にいる』という声をよく耳にします。窓辺は暑い時期を除き、日差しが入って暖かいですし、猫にとっては、窓の外から景色が眺められストレス解消になる、というのが理由のようです」(荒城さん)

また、猫は狭くて隠れられるところが大好き。窓辺ならカーテンやブラインドがあって、隠れることもできる。つまり、狭い、暖かい、まわりの景色も眺められる、と猫の好きな条件を満たした場所が、窓辺というわけ。

「以前、一戸建てで“出窓”をつけるのが流行しました。出窓は、外部へ張り出しているので、猫が横たわることもでき、お気に入りとしていた猫も多いようですよ」(荒城さん)。なるほど、出窓には猫のシルエットがよく似合う。

「猫や犬は、体も小さく、人間より温度の変化に敏感です。人間には同じように感じられても、床と天井、室内でも部屋によって気温差があります。だからこそ、少しでもあたたかく、快適な場所を常に探しているんです」(荒城さん)。猫が猫タワーの上にいくのも同じ原理で、冷たい空気がある床よりは、暖かくなっている天井付近へと移動するのだとか。猫が快適な空間は、人間にとっても心地よい空間

加えて窓辺が心地よいのは、自然光による明るさも影響しているようだ。猫は日光を浴びてビタミンを合成するといわれている。また、室内飼育であれば問題ないが、ダニの予防にもなるようで、猫が窓辺にいるのは、健康を保つ側面もありそうだ。

「こうした心地よさ、健康という意味では、人間も同じです。陽の光を浴びると、人も気分が明るくなりますよね。反対に暗いところにいると気分も落ち込みやすくなりますし、体内時計も狂ってきます。そのため、都内などの住宅密集地の場合、天井部や高い部分でも設置しやすい窓、視界を遮りつつ自然光を取り込めるようなスリット窓などを取り入れていただきたいと思っています」(荒城さん)。電気による照明で明るさは確保できるとはいえ、やはり陽の光は特別というわけだ。

荒城さんの所属する住宅パーツ・工法研究室の山名一郎室長によると、窓の性能はこの40年で劇的に向上、なかでも断熱性だけで単純に計算すると7倍近く品質が向上したのだとか。そのせいか、我が家の猫は冬でもこたつや猫ハウスに入らず、窓辺でうとうとしていることが多い。

「住宅の断熱性能に比例して、窓の断熱性能も向上しており、冬の窓辺も暖かいのだと思います。当社のアンケートでは、窓の悩みで圧倒的に多いのが結露なのですが、窓のリフォームによって、断熱性を向上させて、結露ができにくくもなるんです。ただ、この事実はあまり知られていないようで、お客様には知らなかったといわれることが多いですね」(荒城さん)

ちなみに結露はカビの原因ともなり、時に人間や動物のアレルギーを引き起こすともいわれている。掃除が面倒というだけでなく、実害にもなりえるのだ。ちなみに、荒城さんたちが行ったアンケートでは、「ペットのために窓をリフォームしたい」という声もあったというほど。確かに人間や猫の健康を守るという意味では、窓のリフォームも有効かもしれない。

当たり前だが、猫が心地よい場所は、人間だって心地いい。普段、あまり気にしない「窓」にも、いろいろと快適のヒントがつまっていたようだ。●YKK AP
HP:http://www.ykkap.co.jp
元記事URL http://suumo.jp/journal/2014/11/17/73208/

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