すぐ使える! インタビュー動画撮影の5つのコツとは?

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スマホ1台でもハイビジョン動画が手軽に撮影・編集・配信できるようになり、動画を撮影する機会が増えたという方は多いのではないでしょうか。とはいえ、写真とはまた違ったコツがいるのが動画撮影。映ってはいるんだけど、どうしてもイマイチな感じになってしまうというケースは少なくありません。

そこで今回は、結婚式のお祝いムービーから商品・サービスのPR動画まで活用できる、インタビュー動画撮影のコツをご紹介します。筆者は動画講座での指導も行っていますが、以下の5つのコツを覚えると、みなさん格段に作品の質が上がります。

・三脚はできるだけ使うこと
以下のコツは、手ブレを防ぐためにできるだけ三脚を使った上で、活用してみてください。スマホ用の三脚もAmazonで300円くらいから購入できるので、ひとつ買っておくといいでしょう。

・コツ1 被写体の目線はカメラの斜め上に
カメラは視聴者の目線と一緒。ずっとカメラ目線で話をされると、観る側は息が詰まってしまうことも。視線をカメラの斜め上にずらしてもらうと、観る側は話をしている様子を横から観ている感覚になり、心理的なハードルが下がります。カメラを三脚などで固定し、その横に立って被写体をインタビューするといいでしょう。

・コツ2 被写体をカメラの真ん中に置かない
撮影時には画面の真ん中に被写体を据えたくなりますが、編集する際にキャプション(文字)を置くことを考えると、画面の左右どちらかに配置したほうが便利です。編集のことも考えて撮影することで、編集後の質がぐっと上がります。

・コツ3 相槌は無言で
意外とあるのが、せっかくのいいコメントをもらったものの、「そうですよね!」などと相槌を打ったばかりに、声が被ってしまって使えないという事態。顔だけで想いを伝えることも撮影時には重要なスキルです。

・コツ4 「楽しい」「嬉しい」「美味しい」「すごい」はNG
どんな場面でも使えるこれらの抽象的なコメントでは、観る人の心は動きません。「なぜ楽しいのか?」「どこが他と違うのか?」を撮影者の側が掘り下げていくことで、被写体から具体的なコメントを引き出しましょう。

・コツ5 疑問を投げかける
撮影者が肯定的な反応ばかりしていると、視聴者が「本当にそうなの?」と思うようなインタビューになってしまう場合があります。あえて視聴者が疑問に持ちそうなことを質問して答えてもらうと、説得力が増すコメントを引き出せることが多いです。ちなみに、筆者のマジックワードは「私はとても賛成なのですが、動画を観ていらっしゃる方の中には●●と思う人もいるかもしれません。その点についてはいかがでしょうか?」です。

撮影を終えた後、家や事務所に戻って動画を観てイマイチだと思っても、改めて撮り直すのは被写体にも自分にも大きな労力がかかります。後悔しないためにも、この5つのコツをぜひ活用していただけたらと思います。

記事: Buzz+(バズプラス) http://buzz-plus.com
執筆: 家子史穂

家子史穂
自由大学「伝わる動画学」教授。「東洋経済オンライン」などニュースサイトの動画コンテンツ立ち上げに参画し、動画ディレクターとしてネット動画の連載を手がける他、企業とコラボレーションした動画プロジェクトも展開中。

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