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とんかつ屋さんが野球チームのオーナーに? 過去のプロ野球界の意外な親会社!

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 とんかつが好きでも嫌いでも、野球好きには驚くニュースが飛び込んできた。11月4日、「名古屋メシ」で有名な、みそかつの老舗店「矢場とん」が、硬式野球のクラブチームを設立することを発表した。

 来年4月に発足予定のこのチームは、野球を通じて「矢場とん」の知名度をアップすること、地元名古屋に根ざしながら地域に貢献できること、を目的としている。

 今回はこの「矢場とん」硬式野球部について、さらに過去のプロ野球界の意外な親会社について『週刊野球太郎』編集部に聞いてみた。

     *   *   *

◎監督就任にはアノ人物!

 チームの監督に就任したのは、こちらも名古屋で有名な、藤王康晴氏。愛知県一宮市出身の藤王氏は、高校時代は享栄高のスラッガーとして鳴らし、1983年のセンバツでは大会新記録となる11打席連続出塁をマーク。地元の中日からその年のドラフト1位指名を受けた。後に監督などを務めた、髙木守道氏の背番号「1」を贈られるなど、期待の星としてプロ入団を果たした。

 ところが、入団後は期待されたほどの活躍はできなかった藤王。1989年まで6年間、中日に在籍し、通算186試合で打率.220、5本塁打、19打点という成績に終わった。1990年に日本ハムへ移籍し、1992年にプロ野球界から引退。佐川急便のセールスドライバーなどを経て、現在は「矢場とん」の社員になっているという。

◎過去のプロ野球団の意外な親会社

 「矢場とん」は名古屋名物・みそかつの老舗店。クラブチームながら、飲食店が野球チームを持つことは、珍しいといえる。たしかに珍しいことではあるが、過去の日本プロ野球界では、こうした変わりダネ企業は、いくつかあった。

 1976年10月、プロ野球チームの命名権を買収したのが、株式会社クラウンガスライターである。100円ライターなどを製造・販売しており、現在の埼玉西武ライオンズが当時クラウンライター・ライオンズを名乗っていた。

 このクラウンライター・ライオンズの前身は、太平洋クラブライオンズ。親会社はゴルフ場開発などを手掛けていた株式会社太平洋クラブで、経営難だった西鉄ライオンズのメインスポンサーとなっていた。

 同じ1970年代前半には、不動産業などをメイン事業としていた日拓ホーム株式会社が、東映フライヤーズを買収。日拓ホームフライヤーズとして、プロ野球界に参入している。ところがこちらは、たった1年で日本ハム株式会社に球団を売却してしまった。

◎増えたIT企業

 現在のプロ球団の親会社は、巨人や中日といった新聞社や、阪神や西武の鉄道事業のほか、ヤクルト、ロッテ、日本ハムといった食品関連会社がある。広島の場合は親会社ではなく、筆頭株主として自動車会社・マツダ(旧名・東洋工業)の創始者一族である松田家がオーナーとなり、支えている存在だ。オリックスは金融・リース業などを営んでいる。

 近年で目覚ましいのが、IT関連業界だろう。2005年に新球団を発足させた楽天や、球団を買い取ったソフトバンク、2012年から現体制となったDeNAは、ご存じの通り、インターネットを利用した事業、携帯通信を利用したサービスを展開して収益を上げている大企業だ。

 プロ野球創生期の約80年前、日本の生活基盤(インフラ)といえば、国民は電車で移動し、新聞で情報を伝達していた。パソコン、携帯電話、インターネットの普及が広まり、欠かすことができない生活の一部となった現在、プロ野球界の親会社にIT企業が増えたことは当然の成り行き。プロ野球の親会社の遍歴は、時代を写す鏡といえそうだ。

 そういった流れを考えても、クラブチームではあるが、「矢場とん」のチーム発足は、異例中の異例だ。果たして、社会人の強豪チームがひしめく東海地区の中で、どのようなチームとなり、どんな選手が育ってくるのだろうか? 野球の応援はもちろん、「矢場とん」に行く回数を増やして、陰ながら支援していきたい。

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