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地方アイドル 「メジャー」進出する理由とメリットを分析

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 里田まい1人体制だったハロー!プロジェクトのアイドルグループ・カントリー娘。が、新メンバーを加え、「カントリー・ガールズ」として再始動することが発表された。

 新たにメンバーとなったのは、ハロプロ研修生の稲場愛香(高校2年生、16歳)と山木梨沙(高校2年生、17歳)、モーニング娘。12期メンバーオーディション参加者の小関舞(中学1年生、12歳)、島村嬉唄(中学2年生、14歳)、森戸知沙希(中学3年生、14歳)、そして来春に活動停止となるBerryz工房の嗣永桃子の6人。里田まいもスーパーバイザーとしてグループに関わっていくという。

 フレッシュなメンバーで再出発するカントリー・ガールズだが、地方アイドルとして活動していたメンバーが2人含まれている。アイドルに詳しい芸能ライターはこう話す。

「稲場愛香さんは、北海道のアイドルグループ『PEACEFUL』のメンバーでした。2012年にそのグループが解散した後、ハロプロ研修生に加入しています。そして、森戸知沙希さんは、カントリー・ガールズ加入の直前まで群馬県の地方アイドル『CoCoRo学園』に所属していました」

 実はそのほかにも、地方アイドルからメジャーアイドルへと転身した例は少なくない。
同じハロー!プロジェクトに所属するスマイレージの3期メンバーに選ばれたハロプロ研修生の佐々木莉佳子は、宮城県気仙沼市のアイドル・SCK GIRLSのメンバーとして活動していた。また、avex所属のSUPER☆GiRLSに第2章メンバーとして今年2月に加入した渡邉幸愛は、宮城県仙台市のアイドルグループ・Party Rocketsの初代リーダーである。そのほかでは、乃木坂46にも元地方アイドルのメンバーが多数所属している。

 現在のアイドル業界では、当たり前のように行われている地方アイドルからメジャーアイドルへの転身だが、本来芸能界のしきたりからするとNGとなる可能性もあるという。前述の芸能ライターはこう説明する。

「芸能事務所に所属した状態で、別の事務所が主催するオーディションを受けることは、移籍トラブルの原因になりますから、基本的には許されません。オーディションの応募条件には“芸能事務所に所属していない”と書かれてあることも多いです。でも、地方アイドルの場合は、事務所に所属したままでオーディション受けることも多いんですよ。もしも落ちても、そのまま地方アイドルとして活動しているケースもあるようですね」

 もちろん、所属していた事務所を辞めてから、別の事務所のオーディションを受けることは全く問題ない。しかし、地方アイドルの場合は、その立場をキープしたままメジャーアイドルのオーディションを受けることが許されるというのだ。そして、地方アイドルの所属事務所がメンバーに、東京でのオーディション参加を促すことも多いという。

それは一体どういうことなのだろうか? ある業界関係者は明かす。

「いくらアイドルブームで、たくさんの地方アイドルが活動しているといっても、ビジネスとして成立しているところは少ない。どのグループも、知名度が低く、集客ができないと苦しんでいます。

 そうなると、どうにかしてグループの名前を広める必要があるわけですが、もしもそのグループからメジャーアイドルのメンバーが輩出されたとなれば、一気に知名度が上がります。さらに“新メンバーがいたのはどんなグループだろう”とメジャーアイドルのファンが興味を持って、ライブにもきてくれる。

 つまり、地方アイドルにとっては、メンバーがメジャーになってくれることが最高の宣伝になるんですよ。地方アイドルの事務所としては、メンバーたちにどんどんメジャーになってほしいと思っているはずです」

 そして、地方アイドルがオーディションを受けることについて、メジャーアイドル側も歓迎しているという。

「メジャーアイドルの事務所としても、多少なりともダンスや歌のレッスンを受けてきた地方アイドルのメンバーが入ることは、即戦力になるので大きなメリットです。大手事務所同士の移籍だといろいろ問題も生じますが、地方の芸能事務所からの移籍の場合はややこしい利害関係がないので、トラブルになることもほとんどないです。双方ともが間違いなく得をする移籍となるわけです」(前出関係者)

 どうやら地方アイドルはメジャーアイドルにとっての重要な人材供給源となっているようだ。今、地方アイドルとして活躍しているメンバーたちをチェックしておけば、未来のスターを青田買いできるかも?


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