ガジェット通信

見たことのないものを見に行こう

「不満」は買ってでも知れ…ビジネス活用のメリット

DATE:
  • ガジェット通信を≫

「不満」には多くの「気づき」が隠れている

今、「不満買い取り」が注目を集めています。不満買い取りとは、(株)不満買取センターが提供している「『不満』を1個10円で買い取る」サービスです。買い取った「不満」を業種別などに分類し、企業に販売。不満の解消に貢献するという面白い仕組みです。

着目すべきは、買い取った不満を企業に販売するという点。なぜ、企業はわざわざ購入するのでしょうか?

実は、不満には多くの「気づき」が隠れているのです。その気づきを上手く活用することができれば、新規事業や商品・サービスの改善、販売力の強化などにつながります。

「あったらいいのに」がわかれば、新しいビジネスのきっかけに

まず、不満買取センターでは、不満の定義を「ある主体に対して、何かが不足している状態」としています。「不足している」ということは、「あったらいいのに」という顧客のニーズやウォンツが隠れている、ということでもあります。

顧客が抱えている問題を解決、または軽減することで対価を得るというのが、ビジネスのあるべき姿です。不満からニーズやウォンツを汲み取ることができれば、それを解決する商品やサービスを提供するだけで新しいビジネスが生まれます。

隠れているニーズやウォンツが何か?という視点で不満と向き合ってみましょう。

商品力の向上につながる可能性を秘めている

また、自社の商品やサービスの弱点を把握するというのは難しいものです。もし、弱点に気づいているのであれば、すでに改良するなどの対策を施し、常に自信を持って商品やサービスを提供しているはずだからです。「もっとこうしてほしい」という不満がわかれば、それを取り入れ改善することで、商品力を向上させることができます。

アンケートや「お客さまの声」ではなかなか上がってこない「不満」だからこそ、取り入れて改善することで、商品力の向上につながる可能性を秘めています。

不満を知れば、キャッチコピーやセールストークが変わる

そして、顧客は「自分が抱えている問題を、あなたの商品やサービスで解決できるということを知らない」ことが少なくありません。その原因は、商品のキャッチコピーやセールストークが、顧客の抱えている問題を捉えきれていないため、うまく伝わっていないことが考えられます。

不満から、「顧客が何に不足を感じているのか?」がわかれば、キャッチコピーやセールストークに「その不満(=不足感)」を取り除くことができる」ということを加えるだけで、顧客の関心度が上がり、購入率も高くなるでしょう。すでにある商品・サービスで解決できる不満はないか?キャッチコピーやセールストークに加えられる不満はないか?という視点で不満を活用するのも有効です。

普段はネガティブな存在として扱われる「不満」。しかし、少し視点をズラして向き合ってみると、多くの可能性を秘めている「価値ある存在」に変わります。身の回りにある不満を集めて、さまざまな角度から「不満」と向き合ってみませんか?

(伊藤 伸朗/集客・顧客情報活用コンサルタント)

カテゴリー : 政治・経済・社会 タグ :
JIJICOの記事一覧をみる ▶
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

TOP