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VALSHE、新曲「君への嘘」が『名探偵コナン』エンディングテーマに決定

11月8日、舞浜アンフィシアターにてVALSHEの約1年ぶりのライヴ『LIVE THE TRIP 2014 ~Lost my IDENTITY~』が行われた。

11月8日@舞浜アンフィシアター (okmusic UP's)

昨年11月に開催されたファンクラブ限定ライヴイベント『LIVE THE JOKER 2013』以来、東京・大阪・名古屋で行われたシングルリリースイベント『THE Quizzical Box ~TRANSFORM/marvelous road Zepp Tour 2014~』を挟んだものの、一般に開かれたライヴを行うのは初となる。

2ndフルアルバム『V.D.』の1曲目「Overture」が会場に鳴り響き、ライヴの始まりを告げる。荘厳なインストゥルメンタルであるものの、どこか切なさを感じさせる旋律に、会場は期待の渦に包まれた。「RAGE IDENTITY」のイントロで赤い幕が開き、『V.D.』のジャケット衣装でVALSHEが登場。VALSHEの動きに合わせてダイナミックな効果を見せるスクリーンのCGの演出も去ることながら、圧倒的な声量で見事なロックサウンドを聴かせてくれた。

「Tigerish Eyez」では客席一面が黄色のライトに染まり、VALSHEの代名詞でもある高速のデジタルサウンドに観客のボルテージも一気にMAXに。「BLESSING CARD」でも続けてガンガン攻める。先ほどまで黄色かった客席は今度は青に早変わり。客席の息も示し合わせたようにぴったりと合っていた。

一旦VALSHEが退場し、円形のステージの昇降機でダンサーが登場。その間VALSHE本人が4役をこなす声の音源にのせてダンサーがアクティング。客席に花をプレゼントするサービス精神たっぷりでユーモラスな演出が、今までにない新しい雰囲気を醸し出していた。

「TRIP × TRICK」では緑色の衣装に変わり、よりファンタジックな世界観を表現。筆でスクリーンに映った本のタイトルを描く演出から始まり、アクトやダンス、多彩な魅せ方をするVALSHEのスタイルを色濃く表した楽曲だ。

「JESTER」のイントロが流れ始めると、昇降機でダンサーが登場、VALSHEとしてはおなじみになりつつある世界観のある振り付けが特徴的。そして続くはカラフルな照明が印象的なステージに、人形に扮したVALSHEとダンサーが動き回る個性的な楽曲「Human Dolls」。ステージとしての面白みを深く追求している様子がうかがえた。次の「my name is…」は「TRIP×TRICK」のカップリングである三拍子のバラード。後ろに洋館と月の絵を背負って歌で観客を魅了した。歌い終わりVALSHEが退場すると、ストリングスを中心とした同曲のクラシカルなインストゥルメンタルに合わせて、VALSHEの自作・自演による物語の影絵&朗読が披露された。

少しの静寂の後、白い布を持ったダンサーが各ポジションから登場。その白い布に隠されてVALSHEが登場し、クラシカルな「ASTRAEA」をのびのびと歌い上げ、神聖な雰囲気に包まれた。そしてダンサーが退場し「Shifty Cat」の不穏なイントロが流れる。回る床のギミックに乗って、静止しながら歌うVALSHE。エレクトリックで無機質な楽曲に合わせて機械的なアクションを披露した。

ここで10曲目を終えて初めてのMC。立て続けにしてパフォーマンスをしてきたが、少しだけ息をつく。落ち着いた声での曲紹介ののち「Blissfull Jail」、本人作詞・作曲のロックバラードを力強く歌い上げた。VALSHEが退場し、白の衣装や黒いマントを羽織ったダンサーが登場、ステージを彩るすばらしい照明とともに世界観のある激しいダンス&アクトを披露し、会場を大いに盛り上げた。

次の曲では青とピンクのこの日初披露の衣装にチェンジ、前回のライヴで高い評価を得たダンスチューン「Vulgar gem」で激しいダンスを見せ、続けてダンスチューン「Mr.Diorama」に入る。そして間を空けず「REVOLT」のアレンジバージョンに乗せて先ほどの回る床のギミックに乗り旗を振るダンサー。それに合わせてラップから始まるアレンジ。合間に「足りない!」「そんなもんか!」とガンガン客を煽りまくるVALSHE。次の「EVALUATION」はアルバム『V.D.』収録楽曲の中で、ファンクラブ投票1位を獲得したファン人気の高い楽曲。こちらも激しいダンスとともに歌い上げた。ダンスパートの締めとして披露されたのはデビューミニアルバムのリード楽曲「Myself」。今年4周年を迎えるVALSHEの以前からのファンにはたまらない貴重な瞬間となった。

二度目のMCではVALSHEがフランクに観客に話しかけた。コール&レスポンスを楽しみ、会場は和やかな雰囲気に包まれた。そんな中「大切な人に宛てた手紙のような楽曲です」と語った「Sincerely」。ファンの一人一人に歌いかけるようにしっとりと歌い上げた、優しいバラード楽曲。スクリーンには本人直筆の文字が映し出された。本編最後の楽曲はVALSHEの代表曲である『名探偵コナン』オープニング楽曲「Butterfly Core」。円形のステージを目一杯使った煽りで、会場の盛り上がりはこの日一番になった。

真っ赤なライトの中、鳴り止まないアンコール「VALSHE! VALSHE!」「バール! バール!」の声に応え、ライヴTシャツにパーカーを羽織って登場。そこから本編よりももう少しくだけたMCに加えて、観客にカラーボールのプレゼントコーナーに突入。「欲しい人ー!」という声に様々なリアクションで応えるファン。今までよりもさらに近い距離での触れ合いだった。

そしてアンコール曲は「PLAY THE JOKER」。昨年の『LIVE THE JOKER 2013』以来、複数のライヴやイベントで演奏され、おなじみとなりつつある1曲。アップテンポなデジタルロックに先ほどの和やかさとは一転し、会場は一気にヒートアップ。ファンも思い思いにペンライトを振り、VALSHEの歌に応えていた。

「ここで次の曲に向かう前に、皆さんにプレゼントがあります。VALSHE、ニューシングル発売が決定しました!!」という一言にファンからは拍手と歓声が上がる。

「そして、ニューシングル「君への嘘」が、来年1月から、名探偵コナンエンディングテーマとしてオンエアされることが決定しました!」とさらにうれしいビッグニュースが発表されると、割れんばかりの悲鳴とも取れる大歓声が上がった。

そしてこの楽曲「君への嘘」をライヴ初披露。まさかの展開に会場からは「バル、ありがとう!」の声が多く聞こえた。切ないイントロから、丁寧に切々と歌い上げるVALSHE。サビに入ると悲しげな表情で曲に入り込んでいたのが印象的で、間奏ではこらえきれなかった大きな涙が一粒流れたように見えた。絶唱とも言うべき歌に、ファンからもすすり泣く声が聞こえた。

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