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【外国人が感じる日本の不思議】お箸が使えると褒められる!

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私はボビー、日本在住の外国人です。

日本に来て不思議に思ったことのひとつ。日本人は褒められると、それを否定すること。もちろん謙虚なアメリカ人もいますが、ほとんどのアメリカ人は褒められたとき、喜んで「Thank you」と返事をするでしょう。

・褒めて外国人に嫌な思いをさせることも!?
西洋の褒める文化は日本と違いますから、外国人が日本人に褒められたら、どう反応すればいいか、迷うときがあります。日本人に褒められたら、素直に「ありがとう」と言ってしまうと、感じが悪いと思われるかもしれませんし、自意識過剰に思われる恐れもあるでしょう。

さらに、日本人がフレンドリーに褒めて喜ばせたいと思っても、実は褒めることで、外国人に嫌な思いをさせることもあります。

・できて当然なのに褒められる
日本在住の外国人同士で会話をするとき、いちばん多く出る「日本人に対する定番の文句」があります。

「また日本人に お箸お上手ですね と言われた」です。

外国人の友だちがいる日本人は、この話題を何回も聞いてきてるかもしれませんが、なぜ外国人がお箸の使い方を褒められて嫌に感じるのか? を考えてみましょう。

もちろん、お箸で食べるのは西洋からすれば異文化になるし、いまだにお箸が使えない人もいますし、お箸が珍しい国も存在します。しかし、移民国や多人種の国であれば、中国の人、韓国の人、日本の人も住んでいるし、箸を使うケースがよくあります。つまり、日本人が想像する以上に、お箸は海外においても、馴染みのあるものなのです。

たとえ、その例に当てはまらなかったとしても、日本在住の外国人は「お箸お上手ですね」という発言に聞き飽きています。

・お箸が使えるだけで褒められる
私も来日する10年前の中学生のころから、アジア料理を食べるたびに箸を使っていました。自分が白人、アメリカ人でありながらも、お箸が使えることは当たり前に思って来日しました。

だから、はじめて日本人に「お箸が上手!」と言われたとき、「あ、日本人からみたら、私が箸を使えることは珍しいんだ」と思いましたが、それ以上のことは何も思いませんでした。

しかし、日本に長くいればいるほど、その発言を聞く回数がとても多くなります。知ってる人にも、知らない人にも、一日に4~5回言われてもおかしくないくらい、言われました。

・日本人が「靴紐を結ぶの上手ですね」と褒められたら?
そもそも、お箸を使うことはそんなに難しいことではありません。昔から使いなれている人は、ずっと言われ続けると「なんで私がお箸が使えるのはそんなに珍しいのかな?なんでできないことが前提に見られているのかな?できて当然のことを褒められるって、私のことを軽く思っているのかな?」というように、とらえてしまうかもしれません。

逆の立場を考えてみましょう。もともと日本にはなかった靴ひもを例にして説明しましょう。大人の日本人がアメリカに行って、「あなたは、その靴の紐、自分で結んだの?すごいね!偉いね!たいしたもんだね!」と言われることと一緒です。

1回言われたら「なんで褒められたの?不思議だなあ。面白いなあ」と思い、少しは喜ぶかもしれません。ただ、回数が重なると、「小学生でさえできるのに、日本人はどんなに軽くみられてるのか?」と思ってくるでしょう。

・外国人を褒めすぎないように
もちろん、お箸が使えない外国人もいます。でも、日本在住の外国人、日本語ができる外国人がお箸を使えなかったら、逆に不思議に思ってください。

同じく、生魚を食べること、お酒を飲むこと、お米を食べること、日本語が話せること、読み書きができることは、外国人でも本人にとっては、当然なことかもしれません。当然なことを褒められたら、嬉しくない人もいるものです。「お箸お上手ですね」と、外国人を褒めすぎないようにご注意ください。

【著者プロフィール】
アメリカ フロリダ出身のボビー・ジュード。福岡県・佐賀県を中心に活動しているローカルタレント。22歳で来日。佐賀県に辿り着き、日本語、日本文化、日本料理にハマり、1~2年の滞在のつもりが現在8年目。

記事: PHOTRIP(フォトリップ)http://photrip-guide.com/
Via: ボビーの公式サイト http://www.bobbyjudo.com/

記事: PHOTRIP(フォトリップ)http://photrip-guide.com/
Via: ボビーの公式サイト http://www.bobbyjudo.com/

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