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県主催の婚活イベントで123組のカップルが誕生、和歌山県の人口減少対策とは

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人口減少に歯止めをかけるために和歌山県では独自の取り組みが行われている。そのひとつが出会いイベントの主催と情報提供、そして、この秋から実施される「結婚サポーター」制度だ。県が主催する婚活イベントで、1年間で123組のカップルが誕生!

“出会いサイト”と書いてしまうと誤解を招くかもしれないが、和歌山には県が運営する出会いの応援サイト「わかやま出会いの広場」がある。このサイトには、和歌山県自らが主催する年間24回の婚活イベントのほか、「わかやま婚活応援隊」として登録された企業や団体が開催する出会いイベント情報も数多く掲載され、毎週のように県内各地で婚活イベントが開催されているのだ。和歌山は筆者の故郷でもあるのだが、こんな活動が進められているとは知らなかった!

県主催のイベントには会員登録が必要だが、昨年度に開催された24回のイベントでは合計123組ものカップルが誕生したそうだ。平成26年10月現在も約1500名の登録があるというから侮れない。婚活応援隊が主催するイベントには直接応募することもできるので、詳細はイベントカレンダーを見ていただきたい。詳細情報を見るとカップルの成立数も掲載されている! 日本でここだけ、“飛び地村”で行われたラフティング&BBQパーティー

では、どんなイベントが行われているのか? 現場を見ようと訪れたのは、全国でも唯一の「飛び地」村、和歌山県北山村で実施された「男女36人川物語」。北山村は三重県と奈良県に囲まれ、和歌山県のほかの市町村とはまったく接しておらず、人口も500人に満たない小さな村。北山村近辺を原産とする柑橘類「じゃばら」と、北山川を下るスリリングな「観光いかだ下り」が2大産業で、近年はラフティングも盛んに行われるようになってきた。

婚活イベントは北山村商工会が主催したもので、ラフティングでスリルを満喫し、温泉で汗を流してバーベキューで仲良くなるという内容盛りだくさんのイベント。参加者は男性18名、女性15名、惜しくも36名には届かなかったが、村の人口の1割近い独身男女が集うということは北山村にとって画期的な出来事だろう。地元北山村からも男性3名が参加したほか、飛び地の村らしく三重県や奈良県、遠くは静岡県からの参加者もいたようだ。

参加者にお話しを聞いてみると
「三重県から友人同士で来ました。ラフティングは初めての経験です。出会いと川下り、両方が楽しみです」(20代・女性)、「和歌山県に住んでいますが、北山村に来たことはありませんでした。会社の同僚と3名で参加しているのですが、職場には秘密です(笑)。いい出会いがあればと思います」(20代女性)、
「地元で建設の仕事をしています。なかなか出会う機会がないので、今日は頑張ります」(20代男性)といったコメントをいただいた。

このイベント、もちろん参加者にとっては「出会い」の場であるが、主催する北山村商工会にとっては観光産業「ラフティング」の体験や、温泉や宿泊・BBQ施設を広く知ってもらうというマーケティングの場、北山村にとっても産業育成と定住人口の拡大へとつなげるきっかけづくりという、それぞれのメリットがありそうだ。

【画像1】懐かしいテレビドラマのBGMが流れる中でのイベント(写真撮影:井村幸治)

【画像2】インストラクターさんからレクチャーのあと北山川へ。川ではいかだ下りも行われている(写真撮影:井村幸治)

【画像3】最終的には2組のカップルが誕生。危険な体験を一緒にした男女はカップルになる確率が高まるという「吊り橋効果」なのか? 結婚、そして北山村定住へと進んでいくことを願います!(写真撮影:井村幸治)地域の縁結びはおまかせ!「わかやま結婚サポーター」が10月からスタート

さらに、2014年10月から新たな試みとして「わかやま結婚サポーター」の活動がスタートした。未婚の男女を応援するため、地域の世話役として結婚支援活動をボランティアで行う結婚サポーターを県が募集。個人情報の取り扱いや人権配慮、サポートの進め方について研修を行い、県にて認定された人を登録する制度で、結婚相談や相手の紹介など、いわゆる「仲人」的な役割を担う人たちがリストアップされている。

10月には第一陣として50代、60代の男女を中心とした67名のサポーターが認定され、それぞれの人脈や経験を駆使して、縁結びを進めることになるはず。縁結びの相談を希望する人は、リストから希望するサポーターを見つけて直接お願いし、サポーターの人と一緒に婚活を進めるという仕組みだ。

出会いの「場」づくり、そしてご縁を取り持つ「人」の育成と、ふたつの軸で取り組む和歌山県の活動によってカップルが誕生し、街に活気が戻り人口が増えることに期待したい! 

和歌山の独身男女の諸君、やにこいいいさかい、やってみよらよー(和歌山弁で「とってもいいから、やってみようよ」の意味)。●「わかやま出会いの広場」
HP:https://www.mirai-kirakira.jp/index.php?/encounter
●「わかやま結婚サポーター」
HP:https://www.mirai-kirakira.jp/index.php?/encounter/supporter
元記事URL http://suumo.jp/journal/2014/11/04/72261/

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