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『エクスペンダブルズ3』監督、「人間サンドバッグにされて肋骨が派手に折れたよ!」

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『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』公開記念! ということで先日パトリック: ・ヒューズ監督にインタビューしてきました! とにかくハイテンションで落ち着きのない方だったんですけど、異常に気さくな人柄は好感度大! ということで今回は監督の持つ魅力を極力パッケージングした形でお届けします!

パトリック: (入室するなりハイタッチしながら)イエ~イ!
―― 今日はよろしくお願いします! ってテンション高過ぎますよ!
パトリック: 一日中取材してたからクレイジーになっちゃったよ! 普段はこんなキャラじゃないんだぜ!
―― (本当かな?)『エクスペンダブルズ3』最高でした!
パトリック: そうだろ! ありがと!

―― パトリック: 監督のデビュー作『レッド・ヒル』をシルヴェスター・スタローンが気に入ったことから直々に今作の監督に指名されたそうですが、『レッド・ヒル』ってバイオレンス映画ではありますけど「エクスペンダブルズ」シリーズと違って落ち着いた映画ですよね。

『レッド・ヒル』予告編

パトリック: たしかに全然違うね! 『レッド・ヒル』はシンプルで贅肉を削ぎ落としたような映画だろ。いっぽう「エクスペンダブルズ」シリーズは脂身たっぷりのステーキのような映画だ。

―― パトリック監督が今回一緒に仕事をしたスタローンは、監督であり役者であり……とにかく偉大なる映画人ですよね。緊張はしましたか?
パトリック: 緊張もプレッシャーもなかったな! でも最大限にリスペクトしているよ。彼はクリエイティブな人物で、いつもアウトプットを止めない。もう70歳近いのに、いつも演技しているか、脚本を書いているか、体を鍛えている! 異常なワーカホリック(仕事中毒)、ハードワーカーなんだよ!

―― そうなんですね! シリーズも3作目になって、ますますアクションスターが増えてますけど、これだけスターが揃うとスター同士でケンカがあったり、毎回現場に遅刻してくる人がいたりとか、何かトラブルはあったんじゃないですか?
パトリック: ガハハハハ! スター同士のエゴがぶつかってケンカすることはなかったよ。でもみんなだいたい30分ぐらいの遅刻は当たり前だったな!
そんな中でランディ・クートゥアは偉かった。彼は軍隊経験があるんだよ。だから、例えば朝9時集合だったとすると、10分前には衣装もメイクもバッチリで現場に来てたよ。
―― 真面目な人なんですね。でも「この衣装はイヤだよ!」とか些細ないざこざもなかったんですか? 日本だからぶっちゃけてもバレないですよ!
パトリック: ないない! 映画の現場っていうのは、監督が役者に対して何をしてほしいかっていうことをハッキリさせとけば、役者も不安にならないものなんだよ。役者が不安になるとエゴが出てきて、色んな問題が出てくるんだ。
―― じゃあ現場は最初からスムーズだったんですか?
パトリック: いや、これがそうでもなかった(笑)。撮影の初日にオレがメガホンを持って色々喋ってたんだけど、誰も聞いてないんだよ! だから「テメーら話を聞けコノ野郎!(Listen up motherfuckers!)」って言ったんだ。そしたら大スターたちが「イエッサー!」っだって(笑)。それからは楽しくやってたよ。

―― 今回はエクスペンダブルズに若いメンバーが合流する物語ですけど、若い役者さんたちは大スターに囲まれて緊張したりしてなかったですか?
パトリック: ロンダ・ラウジーがいるだろ。彼女はUFC(アメリカの総合格闘技イベント)のチャンピオンで、はっきり言うけど人を瞬殺できるぐらい強い。
でも演技は初体験だったから、緊張しちゃっててね。最初の撮影がスタローンとバーで出会うシーンだったんだけど、ロボットみたいになガチガチの動きなんだよ。「これはリラックスさせなきゃいけない!」と思ってね。「デカい試合の前はどうやってリラックスしてるの?」って聞いたら「ひたすらサンドバッグをぶっ叩くの」って言うんだ。「じゃあ、何かパンチするかい?」って聞いたら「あなたのことパンチしたいの」って言うんだよ。
―― え? 監督が人間サンドバッグに指名されたんですか?
パトリック: まぁ、本当にパンチを当てるわけないだろうと思って「いいよ!」って答えたら「顔面をガードして」って言うから「え? なんで?」と思った瞬間、本気でボコボコに殴られたんだよ!
―― よく生きてましたね……。
パトリック: でもおかげで肋骨が派手に折れたよ! それはメイキング班が撮ってたと思うよ。まさか本気でくるとは思ってなかったな~。何度でも言うけどロンダはUFCのチャンピオンだぜ!? スライ(スタローンの愛称)だって殺せちゃうよ!
―― そんなこと言ってたら怒られますよ!
パトリック: ガハハハハ! あと強いと言えばドルフ・ラングレンな! 彼はマジで超デカイんだよ! でも彼を怒らせても、スタミナがなくて走れないからな。階段で上の階まで走れば逃げ切れるぜ!
―― そんな対処法聞かれても使い道ないですよ。そんなこと言ってたら今後来日したときにでもドルフにチクリますよ!
パトリック: 頼む! それは勘弁してくれ! 彼は空手家なんだよな?
―― そうですよ。日本でも空手家としても有名な人なんですから怒らせちゃまずいですよ。
パトリック: でも、読者にはちゃんと教えといてくれよ。とにかくドルフから逃げたければ、上に逃げろ!

―― わかりました。ちょっと次はナーバスな話になりますけど、いいですか?
パトリック: え~。もう取材は疲れたよ! 雑談しようぜ!
―― (無視して)『エクスペンダブルズ3』公開前に、映像データがネット上に流出してしまう事件がありましたよね。これは僕ら映画ファンとしても怒り狂うような出来事だったんですけど、スタローンも「次回作は(違法映像を)アップロードした奴を見つける内容にするつもりだ」と仰ってましたよね。監督はどうお考えですか?
パトリック: 全編流れたんだよな! とんでもない大災害だよ! 公開一カ月前だぜ? 俺がロスの喫茶店に入ったときに隣にいた子供がYouTubeで『エクスペンダブルズ3』を見てたんだよ!流出二日後だったかな。
どんな映画会社もお金を大量に使って、それなりの見返りがあることを見越して映画を作るのは当たり前だろ。でもこういう形で流出してしまうと「映画は利益がでないから」っていう理由で作らなくなっちまう。流出させた野郎は「俺が流出したんだぜ~」ってイイ気分に浸ってるかもしれないけど、そのおかげで『エクスペンダブルズ4』が作れなくなるかもしれない。そういう意味ではスライの意見に俺は賛成!
―― なんとか次回作を作って流出野郎を抹殺してください!
パトリック: でもさ、実際のところ犯人が見つかったら、ロンダと同じ部屋に入れてやりたいね!

―― ロンダが始末役なんですね! そういえば監督は日本映画ってご覧になってますか?
パトリック: 日本のアニメはたくさん見てるよ。それと、父親が『七人の侍』とかを子供の頃に見せてくれたんだ。そうだ! 「死ぬまでに見ていたほうがいい日本映画100本」を教えてくれよ!
―― 今から100本? 無理ですよ!
パトリック: ダメ! 今!
―― (メンドクサイな……)じゃあ勝新太郎さんの『座頭市』シリーズを全部観てくださいよ。テレビ版を含めると100本越えるので。
パトリック: ザトウイチ?
―― ルトガー・ハウアーが盲目のベトナム帰還兵を演じた『ブラインドフューリー』の基になった映画ですよ。
パトリック: イエー! 『ブラインドフューリー』ね! あれはいい映画だ!
―― 監督はガタイが異様にいいですよね。何かスポーツなどはやってたんですか?
パトリック: ボクシングとサーフィンはやってたよ。
―― そうなんですね。眼光がやけに鋭いし、役者みたいですよ。(髪の毛があれば)ジェラルド・バトラーに似てるかも。
パトリック: 本当か!? 実は先週、彼と一緒にランチしたんだよ!
―― それはもしかして監督が準備中という噂の『ザ・レイド』のリメイクの話ですか?
パトリック: うーん、それはまだ内緒!

(C)EX3 Productions, Inc. All Rights Reserved.

『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』は11月1日よりロードショー

文/市川力夫Permalink | Email this | Comments

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