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秋でも発生のゴキブリ 服に幼虫が付き自宅に侵入のケースも

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 夏場によく目にするゴキブリはこの季節になるとあまり見かけなくなるが、涼しくなって“消滅”したと思うのは大間違い。『ゴキブリ取扱説明書』(ダイヤモンド社刊)の著者で、30年以上、ゴキブリを研究する青木皐(あおき・のぼる)さんが解説する。

「ゴキブリはもともと熱帯や亜熱帯に生息する生物なので高温多湿を好みますが、実は秋冬にも私たちの身の回りに潜んでいます。夏に家屋に侵入したゴキブリは寒くなると活動が鈍り、物陰にじっと潜むため、秋冬は見かけなくなるだけなのです」

 日本の家庭でよく見かけるのはクロゴキブリ(体長30~40mm)とチャバネゴキブリ(体長11~15mm)の2種類。ゴキブリの生態に詳しいアース製薬広報室の野崎秀之さんは「家電まわり」に注意を促す。

「この時期、狭く暖かい場所を好むゴキブリにとって、電気熱で温められる場所は格好のすみか。冷蔵庫の裏側やコンセントの内部などにじっと潜んでいます」(野崎さん)

 ゴキブリは私たちに不快感だけでなく実害を与える。

「ゴキブリは食中毒を起こすサルモネラ菌や赤痢菌などの病原菌を運搬する。また、糞や死骸はアレルギーの原因にもなります」(青木さん)

 それゆえ大の嫌われ者であるゴキブリ。前出の野崎さんは、「今の時期こそ対策が必要」と強調する。

「ゴキブリは家屋の中で冬を越します。これからの時期に家の中にいるゴキブリを徹底的に叩けば、来春のゴキブリ発生の抑制が期待できます」

 では、具体的に何をすればよいのか。ゴキブリは人間の残飯だけでなく、紙やホコリ、さらに髪の毛やフケまで何でも食べる。当たり前のことだが、家を清潔に保つことがゴキブリ対策の基本だ。

「ゴキブリのエサや潜伏場所を減らすため、食べカスや生ゴミはすぐ処分し、家の隅々まで日々の掃除を心がけることが何より大事です」(野崎さん)

 この時期、寒さを嫌うゴキブリはあの手この手で家の中に「侵入」しようとする。侵入経路を防ぐことが重要だ。

「ゴキブリは換気扇や窓と窓枠のほんのわずかな隙間などから侵入します。排水パイプやエアコンホースの壁の隙間も要注意。隙間を網などで覆ったり、侵入経路にあらかじめ 『待ち伏せタイプ』の殺虫剤を塗布すると効果的です」(野崎さん)

 一筋縄ではいかない、こんな意外な侵入経路も。

「生まれたてのゴキブリは体長わずか1mmほど。飲食店でゴキブリの幼虫が上着やカバンに付着し、知らないうちに自宅まで連れて帰るケースが多い。帰宅時は家の外で上着やカバンをパッパッと払ってから屋内に入りましょう」(青木さん)

※女性セブン2014年11月13日号


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