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日本シリーズ第5戦 あっけない幕切れに激怒した阪神ファンから「誤審」「ひどすぎる」

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10月30日に行われたヤフードームでの日本シリーズ第5戦の9回表、1点差を追う阪神タイガースは、制球難に苦しむソフトバンクホークスの守護神・サファテを攻め、1死満塁と、1打同点・逆転のチャンスに。打席に立つのは、この日、2安打の西岡剛。西岡は、3ボール1ストライクからサファテの投じた5球目に手を出し、1塁の正面を突く早いゴロに。捕球した1塁・明石は素早く本塁に送球してフォースアウト、それを受けた捕手・細川は1塁へと送球したが、その直後、信じられないことが起きた。細川の送球が打者走者の西岡を直撃し、ボールがファウルゾーンへと転がってしまったのだ。

これを見た2塁走者の阪神・田上は一気にホームへ。そのため、明石のバックアップに入った2塁・本多は、ボールに追いつくと、すぐさま懸命のバックホーム。しかし、俊足を飛ばして滑り込んだ田上の足は速く、見事ホームイン…となるハズであった。しかし、直後、細川のアピールを受け、1塁塁審・東への確認後、主審・白井が下したジャッジは守備妨害でアウト。この瞬間に、ソフトバンクの日本シリーズ優勝が決定することとなる。

http://youtu.be/lS7ZCCEIcRE

この判定に納得のいかなかった阪神ベンチは、すぐさま和田監督が主審・白井に抗議を行うも、報われる気配はなし。その間、すっかり胴上げモードとなっているソフトバンクナインは、歓喜の声を上げながらのハイタッチを行い、挙げ句、孫正義オーナーまでもが満面の笑みを浮かべて選手たちを出迎えるなど、阪神側の抗議が「受け入れられない前提」で胴上げの準備に入っていた。こうした経緯からか、試合終了直後から、ネット上ではtwitterを中心に、多くの阪神ファンが「誤審だ」「ひどすぎる」とその怒りを露にした。

無論、主審の白井が説明したように、ファウルラインの内側 付近をまたぐようにして走っていた西岡が、こうした事態を招いたのは否定できない事実である。しかし、阪神ファンたちが憤るのには、伏線があった。前夜の第4戦でも、守護神・呉が中村に決勝3ランを浴びる直前の延長10回裏、捕手・藤井が本多の犠打を素早く2塁に投じた際に、2塁塁審・東の下した判定はセーフ。藤井の野選が記録されてしまったのだ。実はこの判定は誤審であるという見方が濃厚で、事実、翌日のスポーツ紙では、この「決定的な瞬間」を写した写真が大々的に掲載されている。そして迎えた第5戦というその流れが、阪神ファンの怒りを加熱させた感は否めない。

http://youtu.be/grvWLRcN6Jo

試合後、「チームに迷惑をかけてしまった。ケガで始まり、最後ああいうプレーで終わるのが僕の今年を象徴している」と、力なく語った阪神・西岡。いわゆるミスジャッジを巡っては、再三に渡り、コンピュータによる解析を導入すべきという声があがっているにもかかわらず、日本のプロ野球界では、その本格的な導入の目処が立たないまま、いたずらに時だけが経過し続けている。今回のような「スッキリしない結末」を今後引き起こさないためにも、新たなる取り組みを求めたいところだ。

文・栄村淳Permalink | Email this | Comments

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