壁が透明の旅客機、10年以内に実用化か

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 イギリスの技術開発会社CPIが研究を進めている、あるテクノロジーが話題を呼んでいる。

 OLED(有機発光ダイオード)の技術を用いることで、頑丈かつ柔軟性に富んだ、軽いディスプレイを旅客機内側の壁に設置できるようになるという。

 機体の外側にはカメラを取り付け、外の景色をディスプレイに映すことで、さながら壁が透明になったかのような内装が実現する。加えてこのディスプレイは、乗客が娯楽を楽しむためのマルチメディア・デバイスとしても利用可能だ。

 またOLEDを使えば、窓をなくして機体の重量を減らし、機体の頑丈さを増すこともできる。機体の重量が減ると、CO2の排出量や燃費の削減にもつながる。

 乗客のフライト体験だけでなく、旅客機の運用にも革命をもたらす点でも注目される本技術は、現在試作やデモストレーションが重ねられている段階。10年以内には実用化が可能との見通しだ。

 OLEDのテクノロジーは、こうした航空宇宙分野に限ったものではなく、スマートフォン・携帯電話や、機能的な衣類などへの応用も期待されている。

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