2014年ドラフト会議終了! 当日、会場を驚かせたサプライズ選手たち!!

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2014年ドラフト会議終了! 当日、会場を驚かせたサプライズ選手たち!!
 去る10月23日、今年で50回目を迎えたドラフト会議が無事に終了。全員が入団するかは未定ながら81名の選手が指名され、育成枠も含めると総勢104名が、プロの世界の扉を叩く機会を与えられたことになった。

 その104人の中でも、今年もドラフト会場を「アッ!」といわせた選手が何人か出現。ドラフト直前まで、それほど注目されていなかった選手や、まさかの指名で報道陣を驚かせた選手など、ドラフトを大いに盛り上げてくれた。当日はドラフト会議に密着していた『週刊野球太郎』編集部に、サプライズ指名を受けた選手たちを紹介してもらおう。

     *   *   *

◎登板数はわずか2試合!?

 まずは、広島から2位指名を受けた薮田和樹(亜細亜大)から。この薮田は、大学3年生の春季リーグで2試合投げただけ、と大学での公式戦実績はゼロに近い投手。上位指名された瞬間、ネット上では「この投手は誰だ?」という話題で持ちきりに。特に広島ファンは動揺が隠せない様子だった。

 岡山理科大付高出身の薮田は、大学進学後は故障に悩まされるなど、本来の力を出すことができなかった。しかし、高校時代からその素質は注目されていた。150キロを超えるストレートを連発する本格派右腕で、リーグ戦未勝利ながら、大化けする可能性を秘めている。

◎喜界島出身の大物ルーキー

 同じ大卒選手のなかでも、珍しい出身地が話題を呼んでいるのが、ヤクルトから7位指名を受けた原泉(はら・いずみ)だ。

 原の出身地は、鹿児島県大島郡にある喜界島。鹿児島から南に380キロ、東シナ海と太平洋のほぼ境界線上に位置する、人口約7,500人未満の小さな島だ。
 出身地の島の小ささとは対照的に、原は190センチ95キロと日本人離れした大きな体躯が自慢のパワーヒッター。喜界高から鹿児島県にある第一工業大に進学後、リーグ戦では4試合連続本塁打を放つなど、和製大砲として期待がかかる選手だ。

◎大学進学せずに……

 高校生にも、変わりダネ選手はいる。高校卒業後は1年間の浪人生活を経て、西武から4位指名を受けた玉村祐典だ。

 玉村は福井県の強豪・敦賀気比高の出身。昨年のドラフトで中日から育成1位で指名された岸本淳希と同期で、ともに2013年春のセンバツでは甲子園のマウンドにも登った。

 高校卒業後は、プロに進んだ岸本とは対照的に、都内の大学に進学を決めた玉村。しかし、最終的には大学には入学せず、地元・福井で1年間トレーニングを続け、今ドラフトで指名を受けたのだった。地肩の強さと全身のバネを生かした投球が魅力的で、異色の経歴だけでなく、その実力にも注目したい。

◎“徹底的”なプロ入りへの想い

 最後に紹介したいのが、日本ハムからドラフト6位で指名を受けた立田将太【写真】だ。奈良県出身の立田は、地元公立校を28年振りの甲子園出場に導いた右腕……と書くと聞こえがよいだろう。しかし、立田はチームのためというよりも、自分自身のプロ入りを優先した高校野球生活を送ってきた。

 常にプロ入りを意識してきた立田は、連投による酷使と故障を恐れ、時には大事な試合でも「投げない」選択をするなど、自分自身がプロ野球界に進むためのプレーに徹底的にこだわった。大和広陵高に進学したのも、その内の1つ。甲子園に出場するために連投することが当たり前の強豪校に進むと、ケガをする可能性も高まると判断して、自宅近所にある公立校に進路先を決めた。

 当然、周囲との軋轢や、「高校生らしくない」という声もあった。しかし、自らの信念を貫いて、立田はプロ入りを果たした。この“芯”の強さは、プロ入りしてからも間違いなく立田を支え、活躍する原動力となるはずだ。立田だけではなく、ここで紹介した異色選手たちの、プロ入り後の活躍を祈りたい。

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