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音楽で国際協力を盛り上げる外務省発イベント『僕らが世界にできること』開催、「今夜はブギー・バック」で豪華共演も

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10月17日、音楽で国際協力(ODA)を盛り上げるべく立ち上げられたスペシャルライブイベント『「僕らが世界にできること」音楽篇』が六本木・ニコファーレで開催された。

このイベントは、今月3日に東京MXで放送された日本初の外務省プレゼンツによる情報バラエティ番組『僕らが世界にできること』から立ち上がった企画。今年60周年を迎えたODAや国際協力について1人でも多くの人に知ってもらうため、日本が60年間続けてきた国際協力の本質を「名前は聞いたことがあるけれど、内容まではあまり理解していない」という人にも分かりやすく伝えていくことを目指して開催されたイベントだ。

そんな意義深いイベントを盛り上げるべく集まったのは、名曲「今夜はブギー・バック」が20周年を迎えるスチャダラパーをはじめ、中孝介、Yun*chi、TEMPURA KIDZ、ROOT FIVE(koma’n、蛇足、みーちゃん)ら豪華アーティストたち。さらに、お嬢様芸人として話題のたかまつなな、タレントの春香クリスティーンに加え、スペシャルライブアーティストとして、フジテレビ系『テラスハウス』への出演で大人気のchayや住岡梨奈も参加。イベントと同時にニコニコ生放送でも全世界配信されるなど、非常に華やかなイベントとなった。

まず司会の元NHKアナウンサー・堀潤とROOT FIVEの3人が、番組およびイベントのキーワードである“恩おくり”という言葉について、そして日本の新幹線や高速道路、ダムなどが海外からの援助によって作られたという、あまり知られていない事実を紹介。また、先述の番組内で「番組出演者でイベントを」とkoma’nが提案したことがイベント開催のきっかけになったという裏話も披露された。

ここで、中孝介、Yun*chi、TEMPURA KIDZ、chay、住岡梨奈らアーティスト陣も登壇。番組ロケでフィリピンの子どもたちとダンス交流を行ったTEMPURA KIDZをはじめ、各々が国際協力に対する想いを語ると、今回イベントに参加できなかったフリーアナウンサー・高橋真麻からもビデオメッセージが。さらに、なんと外務副大臣の城内実が登場し、意外すぎるユニークなキャラクターで今後の国際協力の可能性について分かりやすく解説。その軽快なトークに会場が温まったところで、お待ちかねのスペシャルライブへ突入した。

1番手には、メンバー全員が10代のダンスパフォーマンスユニット・TEMPURA KIDZが登場。挨拶がわりにゴリゴリのエレクトロサウンドに乗せてパワフルなダンスを披露すると、会場は一気にヒートアップしライブハウス状態に。先述のフィリピンにおけるダンス交流で子どもたちと一緒に踊った曲だという「ストロボ」や槇原敬之「どんなときも。」の斬新なカバーなど全6曲を披露した。

続いては、歌手/モデルとして活躍する“きゃりーぱみゅぱみゅの妹分”ことYun*chi。人気アニメ『ログ・ホライズン』エンディングテーマ「Your song*」や、日本のカルチャーに興味がある世界中の女子によるコミュニティ<IroKokoro Project>とコラボにより募集した“好きな日本語”を歌詞に採用したという「Waon*」など4曲を歌い、会場とニコ生視聴者の心をしっかり掴んでいたようだ。

3組目に登場したのは、人気番組『テラスハウス』の“まいまい”ことシンガーソングライター・chay。「皆さんの背中を押せるような、前向きになれるような曲を選んできました」と宣言したchayは、<パンテーン>のCMソングでお馴染み「Twinkle Days」などを中心に全5曲を披露し、中でもアッパーなポップチューン「Go Go!」ではオーディエンスが拳を突き上げるほど、宣言どおり元気いっぱいなパフォーマンスでフロアを沸かせた。

スペシャルライブ第1部の最後に登場したのは、chayと同じく『テラハ』で人気が爆発したシンガーソングライター、“りなてぃ”こと住岡梨奈。パフォーマンス中にも次から次へと流れてくるニコ生視聴者からのコメントに触れたり、始めて台湾でライブを行ったエピソードを披露するなど、曲間のMCも自然体かつユーモアたっぷりの住岡は、その堂々としたライブと瑞々しい歌声とのギャップが印象的だ。自身の代表曲「ハレノヒ」「flavor」「マイフレンド」などを熱唱しつつ、3曲目に披露した松任谷由実の「ひこうき雲」のカバーも、思わず息を飲むほど凛然とした素晴らしいものだった。

ちなみに、すべてのアーティストに“ODAクイズ”とツイート用の撮影を求めるという、絶妙に脱力したROOT FIVEの進行もフロアの笑いを誘っていた。

続いて行われたトークセッションは、ラウンジスペースに会場を移しスタート。場内のヴィジョンにて同イベント開催のきっかけとなった東京MXの番組『僕らが世界にできること』を鑑賞ののち、第1部より引き続き登場のROOT FIVE、Yun*chiに加え、お嬢様芸人として話題のたかまつなな、春香クリスティーン、外務省国際協力局 政策課 荒木要企画官が登壇。観客とニコニコ動画視聴者参加型のクイズを軸にトークを展開し、Q&Aと、荒木要企画官による解説を通して、国際協力に関する歴史やデータ、具体的な取り組み内容について理解を深めることができた。

ここで再びメインフロアに会場を移し、スペシャルライブ第2部の1番手として奄美大島出身のシンガー・中孝介が登場。「今回番組を通じて“恩おくり”という言葉がありましたけれども、直接人に恩を返すのではなく周りに返していけばいずれ自分に返ってくるという、日本人らしい精神というものを改めて実感することができました」と番組出演を経ての感慨を語ったのち、「今日は心を込めた歌を通して皆さんとひとつになりたいな、と思っております」と、松田聖子の「瑠璃色の地球」のカバーや、森山直太朗&御徒町凧書き下ろしによる「花」など全4曲を熱唱。MCでも飾らない人柄と和み系トークで場内を笑わせつつ、奄美の「シマ唄」をルーツとするコブシが効いた情感豊かな唱法でオーディエンスを魅了。途中MCで幾度も「歌で国際協力できたら」と語っていたが、いちシンガーとしての矜持や思い入れが存分に伝わる気高い歌声に、ニコ生視聴者からも多くの賞賛コメントが寄せられていた。

そしてお待ちかね、イベントのトリを飾るのはスチャダラパー。満場の拍手と歓声に迎えられ登場した3人だったが、「大トリって言われてますけど、ただの年功序列ですから。年齢が上なだけです。ほんと申し訳ないです(笑)」(BOSE)と、スチャダラらしいマイペースなトークで早速オーディエンスの心を鷲掴みに。司会を務める春香クリスティーンから「振り返ってみて考えが変わったこととかありますか?」と問いかけられると、BOSEは「国際協力について初めて見たり知ったりすることが多かったです」「日本人だからこそできる細やかな支援を、これからもやっていけると良いと思いました」と語った。

そして、BOSEが煽ったコール&レスポンスのイントロダクションによりフロアの一体感が極まったころで、1曲目「ライツカメラアクション」に突入。ANIとBOSEが繰り出す軽快でキレのよいラップに、手拍子とハンズアップ、そしてコール&レスポンスでオーディエンスも応答。引き続きの「本当に歌うべき人が一人ここにいませんから、皆さんが歌って」(BOSE)、「モニターの前の人もですよ。それで初めて完結しますから」(ANI)、との呼びかけとともに「今夜はブギー・バック」を投下。中孝介、Yun*chi、たかまつなな、春香クリスティーン、荒木要企画官もステージに登場し、熱気がピークに達したところでライブはフィナーレを迎えた。

出演者全員揃ってのエンディングトークでは、「俺には何ができるのか。考えたいと思います」(ANI)、「国際協力という言葉の印象が変わりました。これまでは組織で行うもの、大勢で取り組むものと決めつけていましたが、一人でも力になれること、一人でも取り組めることなんだと知り、非常に勉強なりました」(春香クリスティーン)など各々が想いをコメント。「今回のイベントや番組が、“何かやってみよう”“自分でもできることはないか”と、一人でも多くの方が国際援助について考えるきっかけになったら嬉しいです。イベント生放送中の視聴者数も10万人を超えました。一人ひとりが参加者であり、傍観者ではないということが実感できましたね」「そんなに大きなことじゃなくてもいいかもかもしれません。“恩おくり”で世界が平和に、悲しむ・苦しむ人が少しでも少なくなるようになっていければいいんじゃないかと思います」と、堀潤が5時間半にわたるイベントを締めくくった。

「僕らが世界にできること」音楽篇 セットリスト
TEMPURA KIDZ
SE
DANCE NUMBER Vol.3
すいみん不足
ストロボ
ONE STEP
どんなときも。

Yun*chi
Your song*
Waon*
Starlight*
Wonderful Wonder World*

chay
I am
Twinkle Days
Wishes
Go Go!
Summer Darling

住岡梨奈
ハレノヒ
flavor
ひこうき雲
言葉にしたいんだ
マイフレンド

中孝介
路の途中
瑠璃色の地球
空が空

スチャダラパー
ライツカメラアクション
今夜はブギー・バック

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Earth Action Studio Japan:http://earthactionstudiojapan.go.jp/

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