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KEYTALK、キュウソネコカミ、go!go!vanillas出演「MUSIC TAGS vol.2」が大盛況で終了

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ビクターエンタテインメント内の“Getting Better Records”が主催するライブイベント「MUSIC TAGS Vol.2~バンド戦国時代~」。昨年の「Vol.1」はSHIBUYA-AX公演のみであったが、2014年はさらに規模を拡大。10月7日・大阪・なんばHatch、10月8日・名古屋・Zepp Nagoya、10月17日・東京・Zepp Tokyo、計3公演が行われ、全箇所のチケットが瞬く間にソールドアウトした。出演したのはGetting Betterレーベル所属であり、現在最も勢いのあるバンドと言っても過言ではないKEYTALK、キュウソネコカミ、go!go!vanillas。最終日となった東京公演の模様をレポートする。

オープニングを飾ったのは11月5日にメジャー1stアルバム「Magic Number」をリリースするgo!go!vanillas。大音量のSEが流れる中、牧達弥(Vo・G)、宮川怜也(G)、長谷川プリティ敬祐(B)、ジェットセイヤ(Dr)がステージに登場。「楽しむ準備はできてますか? どうぞよろしく!」、牧が満杯のフロアに向って呼びかけ、「アクロス ザ ユニバース」がスタートした。熱いビートの躍動、胸の奥にまでグッと迫って来る叙情的なメロディが融合したロックンロールが心地よい。「エマ」や「ミスタースウィンドル」も披露され、会場内の熱気の上昇は冒頭からとどまるところを知らなかった。激しいクラップと開放的なタテノリのダンスを誘った「マジック」。清々しいメロディが煌めく「人間讃歌」や「トワイライト」。人々の大合唱を痛快に加速した「ホラーショー」……多彩なサウンドに刺激され、観客の一体感はどんどん増していく。そしてラストに届けられたのは「オリエント」。全力で演奏するメンバーはもちろん、観客も汗だくだが、誰もが爽やかな笑顔を浮かべている。間もなくメジャーデビューという1つの節目を迎えるgo!go!vanillasだが、彼らのさらなる大躍進を確信させられる頼もしいステージであった。

メンバー自ら行ったサウンドチェックで「KMDT25」を演奏し、待ちわびた観客の心に早くも火を点けたキュウソネコカミ。「再び登場しますのでよろしくお願いします!」とヨコタ シンノスケ(Key・Vo)が言い、メンバーたちが一旦ステージから去ってから迎えた本編も猛烈な盛り上がりとなった。1曲目「ビビった」が始まるや否や、沸騰した鍋のような様相を呈したフロア。なりふり構わずエモーションを露わにするサウンドが、その後も鮮やかにスパークし続けた。観客の頭上にリフトアップされて立ち上がるという奇跡のような光景を生み出した「DQNなりたい、40代で死にたい」、筋斗雲を客席の上に浮かべクラウドサーフした「お願いシェンロン」、ヤマサキ セイヤ(Vo・G)の身体を張ったパフォーマンスが喝采を浴びた2曲を経て雪崩れ込んだ終盤も壮絶であった。力強いクラップを誘った「カワイイだけ」。観客の大合唱が響き渡った「ウィーワーインディーズバンド!!!」。一体感たっぷりのダンスでフロア全体が揺らいだ「良いDJ」……全曲を演奏し終えてメンバーがステージから去っていった後も、熱い余韻が会場内に漂っていた。

大トリのKEYTALKが、最初に放ったのは「太陽系リフレイン」。寺中友将(Vo・G)と首藤義勝(Vo・B)による絶妙なツインボーカル、八木優樹(Dr・Cho)が刻むシャープなダンスビート、裏メロ的なフレーズを随所で奏でて楽曲全体に深いドラマを添える小野武正(G・MC・Cho)。華のあるプレイヤーたちのアンサンブルが素晴らしい。続いて「はじまりの扉」や「fiction escape」も連発されて大盛り上がりとなったが、そんな中で異彩を放ったのが10月22日にリリースされるニューシングルのタイトル曲「MONSTER DANCE」。リリース前なのにもかかわらず、観客はこの曲の中に盛りこまれているクラップやかけ声を完璧にマスターしていた。一体感溢れる人々の歌声を浴びたメンバーたちは、実に嬉しそう。そして、「最高に盛り上がって、まるで夏のようでした」と寺中が言い、ライブを締め括ったのは「MABOROSHI SUMMER」。観客の大合唱とダンス、KEYTALKの演奏が美しくシンクロしながら会場を震わせる。生サウンドを全身で感じながら盛り上がるライブの楽しさを、とことん噛み締めさせてくれたクライマックスであった。

アンコールを求める観客の声に応えてステージに戻ってきたKEYTALK。
「今日はスペシャルな日。僕らだけでアンコールをやるわけにはいかない」と、小野がgo!go!vanillasとキュウソネコカミを呼び込んだ。各バンドのメンバーたちが現れたのに続き、10月19日に誕生日を迎える八木のために運び込まれたケーキ。観客の間から祝福の歓声が上がる。そして、いよいよアンコールの演奏へ。小野がベース、寺中がドラム、首藤がギター、八木がセンターのボーカルマイクの前に立ち、go!go!vanillasとキュウソネコカミのギタリスト陣は各々のギターを手にしている。他のメンバーたちもマラカスやタンバリンなどを手にしてスタンバイ。一体何が行われようとしているのか?

「これはレアですよ。この曲、知ってると思う。ぜひ一緒に歌ってください」と小野が言い、スタートしたのはMONGOL800の「小さな恋のうた」。リードボーカルは八木で、他のメンバーも歌声を一生懸命に響かせる。慣れないパートを担当しているメンバーばかりであったが、全員が心底楽しそう。まるで学園祭のような和やかな雰囲気が漂うエンディングとなった。

“MUSIC TAGS”というタイトルには、「アーティストが作り出す音楽をリスナーの人生に付箋(=MUSIC TAGS)を貼り付けるように記憶して欲しい」という強い想いがこめられている。集まった全観客の心に、今回もかけがえのない音楽が刻みこまれたに違いない。国内のロックシーンのフレッシュな息吹が満ち溢れている空間でもあるこのイベント。ぜひ「Vol.3」も実現して欲しい。全国の音楽ファンが期待しているはずだ。

カメラ:浜野カズシ

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