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シャワーは5分以内。水不足に悩むオーストラリア、ブリスベンの水事情とは

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最近少しずつ涼しくなってきましたね。ゆっくり湯船に浸かる人も増えてきたのではないでしょうか。お風呂というとかなりの量の水を使いますが、みなさんは普段どれくらいお風呂に時間をかけているでしょうか。お風呂の時間は人それぞれだと思いますが、ついついシャワーを出しっ放しにしたり、「水」という資源を大事にする感覚が薄れてきていませんか?

今回は、オーストラリアの家庭の水事情についてご紹介します。

TOP photo by Brad Marsellos via flickr
https://www.flickr.com/photos/59571907@N03/

オーストラリアの風土


photo by Joan Campderrós-i-Canas via flickr
https://www.flickr.com/photos/joanet/

オーストラリアと聞くと豊かな生態系やコアラなどの固有種などが思い浮かび、水不足というイメージをお持ちの方は多くはいないかと思います。しかし実は、オーストラリアは人間が住む大陸の中で最も乾燥している地域なのだそうです。その要因として挙げられるのが以下の2点です。

・本土の約18%は砂漠でできているということ
・低降水量、高温の砂漠気候とみなせる地域が広く存在すること

これらは水不足を引き起こす原因で、オーストラリアの経済と生活に深刻な影響を与えています。その打開策のひとつとして、オーストラリア政府は「Water For The Future」(未来のための水資源)という取り組みを行っています。この計画は一貫した全国的枠組みを作るもので、国内の河川に影響を与えないために、正常な量を保つための水の供給をおこない、オーストラリアの家庭、ビジネス、農業のための給水を確保しようとしています。

■Water For The Future
またオーストラリアには給水制限というシステムがあり、状況に応じて水の使用が規制されます。給水制限には1〜4までのステージがあり、ステージが上がるにつれて規制が厳しくなります。特に「乾期」である夏場は水の使用が厳重に管理されます。

Water For The Future

ちなみにオーストラリアは日本とは季節が逆で、9~11月が春、12~2月が夏、3~5月が秋、6~8月が冬にあたります。地域によって気候が異なるため、寒暖差の激しいところでは夏でも上着が必要です。日差しが強く、日焼け止めやサングラスが必需品なのも特徴です。

オーストラリアの家庭における水の扱い


photo by Brad Marsellos via flickr
https://www.flickr.com/photos/59571907@N03/

ここからは僕自身がオーストラリアに留学した時のことをもとに、オーストラリアの各家庭の水事情を見てみましょう。

僕が留学した都市はクィーンスランド州のブリスベンというところです。ブリスベンはモダンな高層ビルが立ち並び、しかし緑溢れる公園も多く川も流れており、自然の多い環境です。

そんな、一見給水制限とは無関係に見えるブリスベンですら、水に対する意識は日本とは全く違うものでした。各家庭にもよりますが、シャワーの時間はだいたい決められており、5分くらいが相場だと考えられています。僕のホストファミリーは寛大で「シャワーの時間は短めにね」と言うくらいでしたが、厳しいところだと時間が長いと毎日のように注意されるようです。また多くの家庭がユニットバスのため、ゆっくり体を洗うということはほぼできませんでした。食器を洗う際も、食器をサッとすすいでおしまい。また、水道水は苦く飲みにくく、ペットボトルの水を飲むようお勧めします。

さいごに

日本だと無限だと錯覚してしまいそうなくらい、何不自由なく使っている「水」。ですが、オーストラリアをはじめ、地形や天候のおかげで水不足に悩まされている地域は少なくありません。「水」は人類で分け合う必要不可欠の資源のひとつです。もし、手を洗うとき、歯を磨くとき、食器を洗ったりお風呂に入るとき、いつもより意識して節水してみてください。

日常から心がけていると、旅先で不便を感じることもありませんし、なにより「水」を分かち合う感覚というのを、いつどこにいても忘れないようにしたいものですね。

(TRiPORTライター:ひろ)

*Haruna Nasu「オーストラリア ブリスベン☆ローンコアラサンクチュアリーでコアラちゃんとお勧め海の巻!!!!
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