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「ギャグ」や「モテ」に関するヒット作の他に、「泣ける」作品も多数発表している水野敬也さん。その“涙の源泉”を探るべく、本人に直撃してみた。

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が、本人のなかに「泣かせよう」という気持ちはまったくないという。

「それってサムいじゃないですか。僕の場合は、才能やイケテるルックスを持たない人が、現実世界で逆転する方法を広く伝えたいという気持ちで書いています」

華やかな経歴を見ると、順風満帆の人生のように思えるが…。

「世間的には、完全に弱者として生きてきましたよ。恋愛にしたって、常にイケメンとの闘いですから(笑)。だからこそ、弱い人の気持ちに触れると、それが心の中にドッと流れ込んでくるんです」

最近号泣した体験を聞くと、意外にも音楽のPVだった。

「ミスター・チルドレンの『彩り』っていう会社員の葛藤を歌う曲があって、そのライブDVDを見て号泣しました。あの桜井さんが会社員の人の目線に立っている。ちょうど自分の本が売れ始めたころで、ああ、調子に乗っちゃいけないと」

あまりにも感動した水野さんは事務所宛に長い手紙を送る。

「ご本人まで届いたかどうかはわかりませんが、いつかご縁があるといいな。まあ、おかしいヤツだと思われたかもしれませんが(笑)」

「失敗や挫折は感動の余地」というのが水野さんの持論だ。なるほど、そう考えると、泣くという行為は明日への活力をもたらしてくれるものなのかもしれない。

(石原たきび)
(R25編集部)

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※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
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