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東京の木材で“世界でひとつだけのカトラリー”を手づくりしよう

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東京にも木材の採れる山があるのをご存じだろうか。その山から伐り出した木材を使って、スプーンや箸、バターナイフなど、彫刻刀などを使ってカトラリーを手づくりできるキットがある。今回は、この東京の山の木を使った製品を販売するブランドKINO(キノ)を運営するbudoriに話を伺った。

まず最初に、東京の木の現状について教えていただいた。「戦後の経済成長によって、住宅用建材はとても需要がありました。それに応えるため、自然林を伐採して大量のスギやヒノキが植えられました。しかし、自由な貿易の恩恵を受ける代わりに外国産材のほうが安く手に入ったことなどから、国産材の需要は急激に低下してしまいます。そして現在もなお、伐っても価格の折り合いが付かないなどの理由で売れないため、間伐もできず利用されず放置されているのです」

なるほど、日本の住宅は古くから木造建築がメインだ。高度成長期のときには、住宅を含む多くの木造建築物が建てられたであろう。国産材では供給がおいつかず木材の輸入自由化をしていった結果、使用される木材はより安い外国産にながれ、国産材の需要は減っていったというわけだ。

そして、KINOを立ち上げたきっかけについて、こう続けてくれた。「私たちは暮らしの意識を少しずつ変えることで、山に還元できることがあるのではないかと感じ、東京の木を使ったプロダクトブランドを立ち上げました」

では、KINOが展開している、さじ・はし・バターナイフをつくれる『つくるキット』はどのようにつくられているのだろうか?「製品に使用している材料はすべて東京・多摩産材で、『つくるキット』は建材を伐りだした後に残る、端の材料を有効活用しています。KINOがプロダクトを企画・デザインし、製材所の方と制作します。このキットはDIY(do it your self)商品という位置づけだけではなく、“誰かのために素敵なものをつくる気持ち”を表現できる商品となってほしい思いもあります。」

さらに今後は、「“子どもに伝える”ということに、もっと力を入れたい」とのこと。さまざまな思いのこもった、手づくりカラトリー。木のぬくもりを感じながら身近な道具を手づくりすることで、将来環境問題について考え、モノを大切にする子どもたちが増えるきっかけにつながるかもしれない。●取材協力
KINO(キノ)
HP:http://www.kino-mono.jp/
元記事URL http://suumo.jp/journal/2014/10/16/71337/

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