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無職ネタでも「笑えれば問題なし」? 神戸のゲーセンポスターが「心をえぐる」と話題に

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神戸の繁華街・新開地にある地下商店街「メトロこうべ」のゲームセンターに貼りだされたポスターが「キツすぎる」と、ネットで話題となっている。

「メトロプレイランドZOO」が店前に貼っているもので、アニメ調の美少女キャラが大きく描かれている。全部で10パターンほどあり、それぞれ吹き出しにメッセージが書かれているのだが、その文言が目を疑うほど強烈なのだ。

「知ってるぞ/お前のフォロワー母ちゃん一人」
「娘さんのツイートみてみ/あんた死んだことになってるで」
「あーいたんだ/存在感もうすいけど頭もうすいね」

美少女が「会社の悪口いえるのは、リストラされるまで!」

友だちのいない人や娘に嫌われる父親など、社会に虐げられる弱者の心をえぐる言葉を、美少女キャラたちが投げかけてくる。不思議な味を醸し出しているのは、キャラの可愛いらしさとセリフのきつさのギャップゆえか。

中でも目立つのが、会社で働く中年サラリーマンをターゲットにしたものだ。

「30年間窓際って/ある意味メンタル強すぎだろ」
「意味のない会議と/意味のない飲み会ばかりで/会社つぶれないって/すごいですね」
「会社の悪口いえるのは/リストラされるまで!」
「お前が/いなくても/会社はまわるし/地球もまわる」

仕事帰りで疲れて果てたときに見たら、大きく落ち込んでしまいそうだ。

無職やフリーターに対しても容赦なく、「へ~/45歳でフリーターなんだぁ……」「おにいさんお金なくなっちゃったの?/じゃあ魔法の呪文教えてあげるね/ハ・ロ・ー・ワ・ー・ク」というセリフのポスターもある。

これらのポスターは、放送作家の吉村智樹さんがツイッターで10月上旬に「新開地のゲーセンのポスターが痛いところを突いてくる」と紹介し、一気に話題になった。投稿を見た人たちからは、「地味に突き刺さるww」「凄いゾクゾクした」「こういうの嫌いじゃない」と、ショックを受けながらも面白がっている声が多く見られる。
担当者は「関西のノリですから」と事もなげ

もちろん、反発する人も少なくない。公共の場に掲出されたものなのに「ジョークがきつすぎる」という声や、「45歳で就職したくてもできないフリーターっていくらでもいるだろ…ちょっと失礼じゃないか?」と、配慮に欠けるのではないかと疑問を呈する声もある。

海外のオタク向けサイト「Kotaku」がポスターのセリフを英訳で紹介した際にも、「ご褒美ありがとう」「もっと俺をいじめてくれ!」と被虐的に喜ぶ人がいる一方で、「どこがいいかわからない。お金を稼ぎたいのになんで客の悪口言うの?」と拒否反応を示す声も出ていた。

このポスターは元々、メトロこうべと関係各社によって今年3月から5月にかけて行われたキャンペーン「メトロこうべ 見とこ!行っとこ!ポスター博覧会」で制作されたもののようだ。主催企業の一つである阪神電鉄によると、メトロこうべ商店街の活性化を目的にした企画で、若手クリエイターが各店舗のポスターをデザインしたという。

全体的にインパクトの強いデザインが多く、ポスターを気に入って、キャンペーンが終わった後も引き続き掲示している店舗もあるという。ただ、話題作りとはいえ、無職や薄毛をネタにするセリフはやりすぎな気もする。こうした点について、メトロこうべを管理する阪急阪神ビルマネジメントに取材したところ、担当者は事もなげに答えてくれた。

「東京の人にはキツく聞こえるかも知れませんけど、関西のノリですから」

「タテマエよりホンネ」に耐えられるか?

関西では多少言葉がキツくても、面白い部分やオチがあれば笑って受け入れてもらえるのだという。ただし「決してポスターを見た人や、無職の人を貶めている訳ではありませんよ」ということだ。

最近はテレビでも紹介され、ゲームセンター前には連日ポスターの写真を撮影しに来る人が訪れており、客寄せ効果の目的は果たせているようだ。じっと見ていると「腫れ物に触る扱いをされるより、ホンネで関わってくれる方がいいかも」という気持ちになってくるのだろうか。

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