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DIAURAが11月26日発売の3rdアルバム『Triangle』の詳細を公開

2014年11月26日に3枚目となるアルバム「Triangle」をDIAURA。そのアルバムの情報が遂に解禁となった。

DIAURA (okmusic UP's)

散りばめられた言葉……点在する想い………その意味や答えを探るなら、その言葉に詰め込んだ意志の境界線を見極めねば本当の正解は見えてこない。思考のための試行を重ね、堂々巡りをしながら。。。やがて見えてくるだろう、「あなたが導き出した一つの答え」。それが、「今のあなたにとっての心理状態を現した正解」だ。そう、すべての思考の果てに辿り着いた想いが正しい答えであり、その正解さえも、日々の行動や行いによって変わってゆく…。

DIAURAは…。全楽曲の作詞を手がけたyo-ka自身は、一つの答えを導き出したうえで、『Triangle』という作品へ想いを投影してきた。ただし、どの楽曲へ触れてもわかるように、彼は、確かな答えを提示しているわけではない。いや、明示することに彼は意味を向けなかった。解釈は、人の思考にいろんな想像を巡らせてゆく。人は、想像という自由に想いを馳せることで、自分自身の心と対峙し、みずからの心の疼き(心理状態)を覚えることが出来る。この『Triangle』に限らず、DIAURAの楽曲はつねに、あなた自身の心を映し出す”合わせ鏡”のようなもの。だからこそ、触れた人たちがDIAURAの楽曲に魅せられてゆく。思考することを放棄した人は、”DIAURAの楽曲が、想いのパズルを組み合わせ成り立ったもの”ということにさえ一生気づけないだろう。

2ndアルバム『FOCUS』を通しDIAURAは、世の中にはびこる様々な黒い事象を楽曲の中へ散りばめながら、「己自身の心に焦点を当て、世の中に振りまわされず、みずからの答えを導き出せ」と伝えてきた。そのメッセージを放ったときから、3rdアルバム『Triangle』へと続く物語は始まっていた。この3rdアルバム『Triangle』が、DIAURAという存在を語る上で大きな極点になるのなら、2ndアルバム『FOCUS』も、1stアルバムの『GENESIS』も、それぞれが大きな極点としての意味を担っている。その間に点在する数多くのシングルやミニ・アルバムも、大きな極点たちを繋ぐために必要な句点として生まれたもの。つまり、DIAURAとしてのすべての歩みは、散りばめられた幾つもの点を繋ぎながら進んでゆく、”一本の線を成す物語”として成り立っている。

3rdアルバム『Triangle』の最後に収録した『自壊』は、2013年12月29日にDIAURAが渋谷公会堂で単独公演を行った際、会場に訪れた人たちへ無料配布されたCDの『自壊』が元になっている。そう、「元になっている」と記したのも、楽曲自体が大きく姿を変えれば、当時歌われた歌詞も一部引用されてるとはいえ、新たな想い記した形に描き直されているからだ。でも、当時配布した『自壊』で響かせた印象深いリフや言葉が、ここへ収録した『自壊』でも大きな意味を成す形で記されているように、

「伝えたかった想いの芯」にしっかり焦点を当てた上で、その表層を変えている。

続いてのアクションが、2014年3月より始まった初の全国単独巡業。その各会場と通信販売という形のみで届けられたシングル『Menace/境界線』だった。『Menace』に記したのは、「己の中に眠っていたMenace(驚異)が覚醒する」というメッセージ。

同時に収録した 「心の境界線を示唆した」『境界線』。当時は不鮮明だったこの曲の並びの意味も、3rdアルバム『Triangle』が完成したことで、より視界が鮮明に見えてきた。そう、「己自身が目覚めた驚異を生かすも殺すも。超えてはならない一線(境界線)を超えてしまうのか、その感情を抑制するのかも、あなた次第」ということが…。

7月にDIAURAは、2枚のシングル作品を発売。『Silent Majority』は、「覚醒した驚異が境界線を超える前にこの想いに気づいていたら、その悲しみは生まれなかったのに」と嘆くように謡われていた。もう1枚の『ホライゾン』では、螺子曲がった驚異により崩壊してゆく世界を悲嘆しながら。それでも、かならず希望や救いがあることを彼らは祈っていた。愚民の日である9月3日にリリースした『blind message』では、雁字搦めにされたその身であれ、かならずそこには抜け道があり、自由を手にしていけるという道標が示されていた。

そして、今回の3rdアルバムの『Triangle』である。先に、yo-kaが投げかけた一つの答えを告げておこう。それは、「あなた自身は何処にあるの?!」ということ。『Silent Majority』の中、「定められた未来をただ彷徨うのみ」と歌いながら。そこには、みずから行動することをあきらめ、流されるまま、盲目な感情のまま生き続けるのか?! 未来に待ち受けているのが闇であろうとも、抗うことで己を変え、光をつかもうと立ち向かうのか?! という想いを詰め込んでいた。進んではいけない境界線を踏み外した一つの物語を綴った『解離』。『Hypnosis』や『Case of Massmurder』のような「心の暴走」を始める前に、『モラトリアム』のよう”心に猶予”が与えられていたら…。暴走した驚異に歯止めをかける想いとして、この『アリア』を捉えるのか?! 『アリア』は、境界線を超えた驚異が暴走してゆく様描いた曲たちがアルバムに蠢く中、『ホライゾン』と同様、数少ない光を与えてくれる歌にもなっている。『新世界』に記した「新たな世界を作ろう」という言葉も、希望として捉えられる。が、その主人公たちが、神の意志に背き、禁断の実を食べたアダムとイブというところに皮肉がある。そう、希望を抱きながらも、でも裏切りも行えるのが、人間であるが故に…。そして何よりも象徴的なのが、♪無差別殺傷Time(Showtime)♪と世の中を揶揄しながら、
「あなたが抱いてる意志は、どんなに価値観を変えてく環境に身を於いても貫いていけるものなの?!」
「あなた自身の生き方を、あなた自身は本当に信じているの?!」
と暗に問いかけてきた、『ID』の存在だ。”答えを示唆した疑問”を投げかけた『ID』からアルバムの幕を開けながら。最後に収録した、延々と楽曲が連鎖し続ける『自壊』でも、彼らは”答えを示唆した疑問”を投げかけている。いやむしろ、『自壊』に関しては”疑問を呈した一つの答え”と言ったほうが、正解か。。。

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