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会社への忠誠心は「パフォーマンスと一切関係ない」 ジャック・ウェルチ氏の持論に賛否

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会社への忠誠心は「パフォーマンスと一切関係ない」 ジャック・ウェルチ氏の持論に賛否

米ゼネラル・エレクトリック社(GE社)元会長兼CEOのジャック・ウェルチ氏が明かした「優秀な人材」についての持論が、ネットで話題になっている。その理由は、日本で「優秀」とされていたサラリーマン像とは真逆の姿だったからだ。

「よい仕事をすることとは、毎朝出勤し、会社に顔を出すことですか? 勤続年数が長く、出勤日数が多く、出勤態度がよいことが仕事のパフォーマンスがよいといえるのでしょうか。私は、それらは一切関係がないと思っています」

日本の会社員に苦言「毎日同じダンスをする時代は終わった」

この発言は、2007年10月に米国で行われたワークスアプリケーションズCOO・阿部孝司氏との対談の中で飛び出したもの。対談の様子は10月7日開幕の同社主催イベント「COMPANY Forum 2014」で放映され、リクナビNEXTジャーナルが記事にした。

阿部氏は、日本の社員の忠誠心は、これまで年功序列や終身雇用によって支えられてきたとしたうえで、現在はそうした制度が崩壊の危機にあると分析。経営者たちの多くは「ロイヤリティ(忠義、忠誠心)がハンドリングできない状況」にあると指摘した。

しかしウェルチ氏は「ロイヤリティはむしろ捨てたほうが良い」と、その兆候を良しとする立場を表明した。経営者は社員に対して「良い労働環境」や「目標達成の機会」を提供し、報酬は「仕事の成功や優れたパフォーマンス(行動や成果)」で決める。その代わりに社員は「経営者に対してベストを尽くす」といった契約関係に変わっていくべきだとする。

「社員は、入社さえしてしまえば、出勤後に居眠りをしてもオーケー。毎日、『同じダンス』を続けていました。けれど、今は違います。社員がさらに成長できるように、経営者自らアプローチし、環境を変革していくべきです」

ウェルチ氏は2014年の日経ビジネスのインタビューでも、「(GE社は)スピードを維持し、官僚主義を排し、変化を愛し、変化がもたらすチャンスに胸躍らす組織」と語っている。たとえ管理職であっても、部下のエネルギーを引き出せない社員は「存在意義を失う」と、変化を促さない社員に嫌悪感を示している。
規律を守れない人物が「高い成果」を上げられるのか?

ウェルチ氏は1981年から2001年までGE社のCEOを務め、世界最大の複合企業に押し上げた「20世紀最高の経営者」のひとり。彼の発言を読んだ人たちからは、ツイッターなどで「正論」「メチャメチャいいこと言っている」とおおむね肯定的な反応を示している。

その一方で、彼の発言に反発する人もいた。ウェルチ氏は、優秀なプレイヤーの条件として「まず第一に、高潔な人格かつ本物であること」を挙げているが、

「パフォーマンスとは一切関係ないとは言っているが、すぐ転職し、職場にも来ず、態度が悪い奴が人格高潔か?」

というわけだ。組織に対する忠誠心を持たず規律を守れない社員は、高潔な人物としてチーム内で高いパフォーマンスを発揮できない、と矛盾を感じたということか。

また、日本企業が「出勤態度と仕事のパフォーマンスには関係ない」と言い出したとしても、本当にそうなのか疑ってしまうという人もいた。

「この(ウェルチの)言葉を信用できる日本企業の社員の方々はどれほど居るだろうか。勤務態度が全てだという世界観が染み付いちゃってるからなぁ」

最近では、人事・賃金制度を「年功重視」から「成果重視」に変更すると表明する大企業も出ているが、大きな流れにはまだなっていない。

2014年8月にYahooニュースが行った「成果主義と年功序列、どちらの制度を採用している会社がいいですか?」というアンケートでも、「成果主義」(50.9%)と「年功序列」(49.1%)の支持が真っ二つに分かれている。

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