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【訃報】スタイル・スコット——初期ダンスホール、そしてON-Uサウンドの要となった伝説的なレゲエ・ドラマーが殺害された模様

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ジャマイカの有力誌『Observer』などによると、レゲエ。シーンの伝説的なドラマー、スタイル・スコットがジャマイカの自宅にて、10月9日に遺体として発見された模様だ。享年58歳。死因はなんらかの事件に巻き込まれ、何者かに殺害されたとみられている。

スタイル・スコットは、レゲエの本場ジャマイカ、そしてさらにはUKやヨーロッパのダブ・シーンにおいても大きな役割を示したドラマーだ。

さきほど来日したばかりのスライ&ロビーのスライ・ダンバーやボブ・マーリーのバックを務めたカールトン・バレッドなどともに、ジャマイカの音楽史を語る上で外す事のできない偉大なドラマーと言えるだろう。

偉大なアーティストの死に、追悼の意を込めて、こちらで少々紹介しておこう。
スタイル・スコットは、1970年代後半より活躍し、1980年代初頭の初期ダンスホール・スタイル勃興に寄与し、トップ・ドラマーの仲間入りをした。1970年代後半より、自身のバンド(レゲエは多くの場合、多数のシンガーやディージェイのバックを限られた有名バック・バンドが務め、そのバンマスは多くの場合、ドラマーが務める)、ルーツ・ラディクスを率い、ワン・ドロップと呼ばれるリズム感を見出し、プロデューサーのヘンリー・ジョンジョ・ロウズや、エンジニアのサイエンティストとともに、初期ダンスホール・レゲエのサウンドをひとつ形にした。キング・ジャミーが「スレンテン」と呼ばれるデジタル・リディムを発明するまで、そのサウンドは高い人気を誇った。また、この動きからスピンアウトされたサイエンティストとのダブ・アルバムはUKの〈Greensleeves〉からリリースされ、海外でも高い人気を得た。

また同時に、スコットはUKダブのパイオニア、エイドリアン・シャーウッド率いる〈On-U〉のセッションにも多数参加して、自らのバンドをダブ・シンジケートを中心にエイドリアン・シャーウッドとともに、ヨーロッパを中心としたルーツ・ダブ・シーンでも活躍した。

偉大なレゲエ・ドラマーの死に、哀悼の意を捧げます。
(河村)

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