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シェアハウス入居女性に「就職支援」開始 適職紹介で「ブラックバイト」防げるか 

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人材サービスのアデコは、シェアハウスの入居者・入居予定者の女性を対象に「就職支援」を開始する。シェアハウスを運営するスマートライフ社と提携するというが、どのような仕事を、どのような形で紹介するのだろうか。
6割の女性が「仕事を決めずに入居している」

アデコが提携するスマートライフ社は、東京都内で88棟1232戸の女性専用シェアハウスを運営している。同社のウェブサイトによると、就活などのために地方から上京する女性や、留学や海外勤務といった事情であまり日本にいない女性が多く入居しているようだ。

「中でも、入居者の約6割の方が、きまった仕事を持たずに入居されているようです。そうした女性の方々は『とにかく早く職を決めないと』と、あまり内容を吟味せずに仕事を始めてしまうケースが多い傾向にあります」

アデコ社・コミュニケーション室の担当者は、キャリコネニュース編集部の取材にこう説明する。確かに地方から出てきて、無収入の状態でずっと暮らすのはツラい。ゆえに、焦って仕事を決めてしまうこともあるだろう。

しかし最近では「ブラックバイト」など、働く人の足元を見るような仕事も少なくない。知識が不足していたり、経済的に余裕がない状態であれば、そうした条件の悪い、あるいは違法な働かせ方をする職に就いてしまうこともあるかもしれない。

「そうした女性の方々が、本当に就きたい仕事に就けるようにしっかりとアドバイスし、適職に就けるようサポートするのが目的です」(アデコ)

「事務系」「販売系」といった女性に人気の案件が多数?

この提携によって入居者は、入居時にアデコの就職支援を受けるかどうかを選択することができる。希望すると、専任のキャリアコンサルタントによる個別面談が受けられる。

業種・職種や、正社員希望といった労働条件まで、希望に合わせて案件を紹介してくれる。就活・面接のアドバイスや、メンタル面のサポートも実施する予定だ。

アデコの登録スタッフは、約7割が女性だという。ホームページを見ても、「事務・管理部門スペシャリスト系」「接客・販売・流通業界専門職系」「コールセンター系」といった女性が活躍する職の取り扱いも多い。

なお、シェアハウスの契約とアデコの就職支援における契約は別物であり、仕事を辞めたらシェアハウスを退去しなければならない、といった不都合は起きない。
倍増したシェアハウスの「差別化」になる?

シェアハウスも年々増加している。「シェア住居白書」を発行しているひつじ不動産によると、2013年3月末時点で1万9208戸あり、3年間で約2倍に増えているという。そうした中でシェアハウス側の競争も激化しており、物件ごとの「差別化」が重要になってくるだろう。

現在は個別の面談を想定しているが、サービスの利用者が増えてくれば、シェアハウス近郊で入居者向けに説明会や面談会を開催することも計画中だという。

「新しい試みなので、まずはシェアハウスと就職支援がうまく連動し、多くの方に利用していただけるように、サービスをブラッシュアップしていきたい」

「就職支援も提供してくれる家がある」というのは、地方から上京してくる女性にとって安心材料のひとつになるだろう。こうした新しい形での就職支援が増え、仕事への就き方が多様化することを期待したいところだ。

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