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【Interview】毎日の買い物を社会貢献へつなげるサイト「buycott」とは?

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普段、何気なく行っている買い物。それが、ほんの少し視点を変えるだけで、誰かの役に立てるとしたら、どうだろう。

私たちのまわりには、購入することで社会のさまざまな課題解決につながる商品やサービスが、実はたくさんある。

しかし、それらはCMやポスターなど、各企業が個別に発信する手段によってのみ、やっと知り得る情報であって、消費者がそのような商品を選択したくても簡単にわからない、というのが現状だ。

そんな中、誕生したサイトが「buycott(バイコット)」。寄附付き商品やフェアトレード商品を筆頭に、社会のためになるアイディアが詰まった商品とサービスの情報を一括して届ける、まったく新しいwebメディアである。

提供元は、webサイトの企画・運用で数々の実績を誇るタクト。代表取締役社長、和田 要平(わだ ようへい)氏が、開設に至るまでの経緯やサイトへ込めた思いを語ってくれた。

東日本大震災を機に、「自分たちにできること」を模索

Q1、サイト立ち上げのきっかけについて、教えてください。

始まりは、東日本大震災生直後の2011年4月です。

とにかく何かをしなくてはという思いに衝き動かされ、福島県の農産物を販売しているネットショップまとめサイトをリリースしたところ、SNSを中心に話題となり、業界新聞にも掲載されました。

その後、さまざまな見解が交わされるようになりましたが、農家の方々の痛切な想いや感謝の声は、今でも忘れることはありません。

私たちの職能が、誰かの役に立てる、必要としてもらえる、と実感した経験であり、それが「私たちにできることはないか」と考えるきっかけとなって、今回のサービスへつながりました。(中略)

Q2、今回のサービスにおいて、御社のこれまでの経験や技術はどのような形で生かされているのでしょうか?

私たちには200件近くのwebサイト制作経験のなかで日々磨かれた、「ものごとの魅力を最大限に引き出し、表現する力」があります。

私たちがwebサイトを提供するお客さまは、業種も環境も抱えている課題もバラバラです。その中で、読み手に何を伝えるのか、どのように伝えるのか、その結果どう感じてほしいのかなど、見えない読み手を思い量り、期待する成果を得るために、常に最高の表現を心がけています。

その経験が、コーズマーケティングやコーズプロモーションの価値、ひいては「buycott」の魅力を引き出し、私たちの思いを多くの方々に伝えるために生きると考えています。

小さなアクションの積み重ねが、やがて大きく社会を変える

Q3、開設までに苦労した点について、お聞かせください。

まずは、媒体を本格的に運営すること自体がチャレンジだったので、なにもかも苦労しました。

特に悩んだのが記事のトーンです。良い取り組みを紹介したいあまり、広告のようになってはいけませんし、社会貢献色の強い「敷居の高い」内容に偏ってもいけません。

リリース時の結論としては「キュレーターとしての責任感」と「ほどよい崩し」に着地しましたが、デモの段階では、おかしなテンションの記事も多数ありました。

さまざまなタイプのライターさんが参加してくれているので、これからは学びにつながるコラムから、娯楽性の高いレポートまで、幅広いタイプの記事を掲載していきたいですね。

Q4、サイトを利用するユーザーへ、メッセージをお願いします。

まずは、日々の購買行動を通じて、ほんの小さな社会アクションにご自分の意思で参加してみてください。

「社会に良いものを選ぶ」という価値観は、ほんの少しずつですが、心の中で着実に大きくなっていくはずです。

その小さな変化が積み重なった結果、社会的に良い企業や商品が評価を受けるようになり、企業のマーケティングが変わることで、世の中に善行を競う機会が生まれます。

多くの社会課題を見渡すと、「buycott」にできることはわずかですが、この手軽な社会アクションが関心を持つきっかけになればと、そう願っています。

buycott(バイコット)

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