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子どもの声は騒音か?

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どれだけ静かにするように注意しても、ワーワーギャーギャーと騒いでしまうのが子どもたち。現在、東京都は、条例により様々な騒音を規制しているが、この内「子どもの声」を規制の対象から外すことを検討していると伝えられ、賛否の声が寄せられている。

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東京都は「都民の健康と安全を確保する環境に関する条例」で、住宅街における日中の音量規制基準を40~45デシベル(時間によって異なる)と定めており、今回、言及の対象となっているのはこの条例と思われる。騒音の目安として、東京都は「子供のかけ足=50~66デシベル」とも示しており、歌ったり、大きな声を出したりすることは日常茶飯事ともいえる保育園や幼稚園、小学校などでは、この基準値を超える場合もあるのだろう。

子どもの騒音を巡っては、世田谷区の保坂展人区長が一昨年、「役所に寄せられるクレームの中で、『保育園で子どもたちの声がうるさい』というものがある」とツイッターでつぶやき、大きな話題となった。また、今年9月には、神戸市東灘区の保育園の近所に住む70代の男性が、保育園に対し「子どもの声がうるさい」として、防音設備の設置や慰謝料の支払いを求める訴えを起こし、現在裁判が行われている。

このように各地で子どもの騒音が問題となっているなか、NHKが9月25日、東京都が子どもの声を規制の対象から外すことも含めて条例を見直す方向で検討していると報道した。こうした動きは、保育の専門家から「声を抑制するのは子どものストレスになり、発育上、望ましくない」との意見が出たからとのこと。早ければ来年にも条例の改正が行われるという。

東京都のこの方針は、ネット上でも議論の対象になっている。ツイッターを見てみると、

「子どもの声が騒音とかいう人とは一生分かり合えないと思う」
「良いぞ、東京都!全国の自治体も続いてほしい!」
「。。。子供の声がうるさい!!って苦情って本気か? しんじられない。。。」
「なんだ、子供の声まで規制すんのか、と思ったら、逆だった」

と、都を支持するコメントが圧倒的に多く、

「っていうか、今まで子供の声を条例で規制してたんだ、、」
「東京都ではこれまで子供の声が条例の中で規制対象だったことに驚いた」

という驚きの声や、

「自分の子供時代は忘れたのかしら?」
「かつては自分もその『騒音』を出していたわけだから」

といった声もあがっているが、

「『子どもの声に苦情がくる時代なんて!』と言う人たちは、その環境に住んだことが無いのだろうな…」
「『子供の騒音』で困ってる人の人権無視」
「わたしは子供がうるさいの嫌いだから、なんでうるさいといってる人の意見をちゃんと聞かないで報道するのか、不公平な感じを受ける」

など、一部からは反対意見も登場している。数の上では、賛成が反対を大きく上回っているようだが、現在すでに被害を受けている人にとって、東京都の方針は“改悪”になるだけに、もう少し精緻な議論が必要になりそうだ。
(R25編集部)

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