「俺たちのシーンはなんか下に見られてたな!」——UKレイヴ・カルチャーを振り返るXL25周年対談がおもしろい!

access_time create folderエンタメ 動画

「俺たちのシーンはなんか下に見られてたな!」——UKレイヴ・カルチャーを振り返るXL25周年対談がおもしろい!

UKのレイヴ・カルチャーに端を発し、プロディジーを送りだし、現在はアデルやヴァンパイア・ウィークエンドのリリースなど、まさに世界のポップ・ミュージック・シーンを代表するレーベルとなったレーベル〈XLレコーディングス〉。つい先頃リリースされた25周年コンピ『PAY CLOSE ATTENTION : XL Recordings』を記念して、オーナーのリチャード・ラッセル、そしてプロディジーのキース・フリントの対談動画が日本語字幕付きで公開された。

〈XL〉の歴史といえば、ハードコア・テクノやジャングルなプロディジーなどのレイヴな初期にはじまり、いち早くグライムをメジャーに押し上げたディジー・ラスカルやワイリー、さらにはロード・ラップと呼ばれるギグスなどの紹介、さらにはM.I.A、ベースメント・ジャックス85018、さらに最近ではSBTRKT56448などUKのダンス・カルチャーとポップ・ミュージックをプレゼンし続けたきた25年である。
さらにいえば、2000年代前後からホワイト・ストライプスやトム・ヨーク、ホラーズ、FKAツイッグス、ジ・エックスエックス、タイラー・ザ・クリエイターと、そしてヴァンパイア・ウィークエンドにアデルと、まさポップ・カルチャー全体をプレゼンするようなレーベルになっていった。

今回公開された動画は、そんな25年の、最初の数年を振り返るかのような対談になっている。セカンド・サマー・オブ・ラヴのアシッド・ハウスの熱狂からのなかからレイヴ・シーンが立ち上がり、その熱狂のなかでハードコア・テクノを牽引していったふたりの視線がなかなかにおもしろい。リチャードの「大きな違いが、(シーンの音楽が)アシッド・ハウスじゃなくなったとき」という、シーンのその場所にいた人間ならではの、ブレイクの瞬間の表現がなかなかおもしろい。

現在のベース・ミュージックにまで生き続ける、UKレイヴ・カルチャーのひとつの時代の証言としても非常におもしろい。
(河村)

・〈XL〉25周年コンピ『PAY CLOSE ATTENTION : XL Recordings』はOTOTOYで配信中
http://ototoy.jp/_/default/p/45293

リチャード・ラッセルとプロディジーのキース・フリントによる対談映像

  1. HOME
  2. エンタメ
  3. 「俺たちのシーンはなんか下に見られてたな!」——UKレイヴ・カルチャーを振り返るXL25周年対談がおもしろい!
access_time create folderエンタメ 動画
local_offer

OTOTOY

ハイレゾ音楽配信/メディア・サイト。記事も読めるようになったアプリもよろしくどうぞ。

ウェブサイト: http://ototoy.jp/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。