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チャンベール・アクションを封印して魅せる悲しく熱い兄弟愛!

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『ファーナス/訣別の朝』は家族のために田舎の鉄工所で堅実に生きてきたが、不慮の事故で刑務所へ入れられてしまった男ラッセルが、イラク戦争で心に傷を負い無軌道に生きた結果トラブルに巻き込まれてしまった弟ロドニーに、自らの人生を賭け兄弟愛を示す、男の犯罪サスペンス。

アメリカの田舎町の労働者と帰還兵の苦しみを淡々と描く『ディア・ハンター』的雰囲気の作品。オマージュなのかとさえ思える鹿狩のシーンなんかもあったりします。

今作でなんといっても凄いのがそのキャスト。主人公ラッセルを演じるのは『リベリオン』、『ダークナイト』で俺たちの心を鷲づかみにし、『ザ・ファイター』でアカデミー賞もつかんだ名優クリスチャン・ベイル。今回はチャンベール・アクションは控えめに、幸せをつかみかけた矢先に不運な事故で人生を大きく歪められてしまった男、ラッセルの苦悩と怒りを静かに演じています。

その脇を固めるのは『ゾンビランド』のウディ・ハレルソン、『処刑人』や『スパイダーマン』でおなじみウォレム・デフォー、『ラスト・キング・オブ・スコットランド』のフォレスト・ウィテカーなどハリウッドが誇る超強面俳優たち。

しかし、そんな名優たちに囲まれ一際素晴らしい演技を見せているのは、次のバットマン俳優の弟で、今回は前のバットマン俳優が演じる男の弟ロドニーを演じている(あたまがこんがらがってきたぞ!)ケイシー・アフレック。彼が心の傷に苦しみながらも懸命に生きようともがく姿を熱演することで、ラッセルが示す愛が重く響いてきます。

そして「パール・ジャム」が歌うテーマ曲『リリース』が最高。悲しく熱い兄弟愛を見せられた後に流れる、まるで兄の気持ちを表現しているかのような歌詞には男泣き必至!

ちなみに、この曲は1991年の曲なのですが、ボーカリストのエディ・ヴェダーはこの映画に感動し、エンディング用にボーカル部分を再録したんだとか。歌声からもその熱い思いが伝わってくる!

とにかく、男の汗と涙の味がする心にズドンと来る映画が見たいって奴は『ファーナス/訣別の朝』を見ろ!!

(C)2013 Furnace Films, LLC All Rights Reserved

■参照リンク
『ファーナス/訣別の朝』公式サイト
http://furnace-movie.jp/ Permalink | Email this | Comments

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