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THE BOOM「島唄」涙の熱唱、ファンとの絆を確かめた最終ツアー初日

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今年12月の解散を発表したTHE BOOMが、ラストとなる全国ツアーを9月19日の神戸国際会館こくさいホールよりスタートさせた。

ツアー初日、しかも神戸で見られるのはこれで最後とあって、チケットは早々とソールドアウト。会場前にはオープン2時間前からグッズを求める列ができ、男女問わず、幅広い年齢層の観客がホールを埋めた。

公演は89年のデビュー曲「君はTVっ子」からスタート。ステージ中央に並んだメンバー4人のシルエットがスクリーン照明で写し出されるや、大歓声とともに客席は総立ちになり、満員のホールは早くも熱気に包まれた。セットリストは新旧の名曲を織り交ぜながら進行。「星のラブレター」「帰ろうかな」「TOKYO LOVE」など初期〜中期の代表曲が次々と披露され、会場のボルテージは一気に高まっていく。

Vo.宮沢和史はアグレッシブに「会いにきたぜ!」「旅に出ようぜ!」と観客に呼びかけ、満員の会場を盛り上げる。Gt.小林孝至、B.山川浩正、Dr.栃木孝夫との4人でデビュー以来、25年間で1度のメンバー変更もなかったバンドだけに、サポートメンバーも含めたステージ上の息はぴったり。「ラストツアー」という気負いや感傷ではなく、あくまで「応援してくれるファンのためにいいステージを作ろう」という、25年間変わらずに持ち続けてきた気持ちのままにプレイしていた。

終盤には、発表当時まだ阪神大震災の復興途上にあった神戸へのメッセージを込めて書かれた「Call my name」や「この曲を歌うためにこれまで多くの曲を書いてきたのかもしれない」と宮沢が語る「世界でいちばん美しい島」も披露。

そして「この曲が多くの人との出会いをもたらしてくれた」と紹介された代表曲「島唄」では感極まった宮沢が一時声を詰まらせる場面もあったが、満場のファンがごく自然にSのパートを歌い継いでフォローするという、ファンに愛されてきたバンドならではの光景も見られた。スカ、ニューウェーブ、歌謡曲にブラジル音楽などあらゆる音楽的ルーツを詰め込み、休憩を挟みつつも3時間近くに及んだ熱演。

だが、その中心にあったのは常に「4人のTHE BOOM」として、初めてバンドを組んだ少年たちのようにロックバンドの楽しさを追求し続けてきたメンバーの姿だった。ファンたちも、その 4 人の姿に惹かれてきたからこそ、どのような音楽性の変遷を経てもバンドを支え続けたのだろう。

終盤のMCで「この4人で最後のテープを切ることができそうなことは本当に幸せです」と語り、アンコールの最終曲をメンバー4人だけで歌い上げた宮沢は、去り際にステージと客席に向かって大きく一礼。全国のファンへラブレターを届けに、これから残り14公演を走り抜ける。

photo:中川正子

ツアー情報
THE BOOM MOOBMENT CLUB TOUR 2014 25PEACETIME BOOM
9月19日(金) 兵庫 神戸国際会館こくさいホール
9月21日(日) 大阪 フェスティバルホール
10月5日(日) 山梨 コラニー文化ホール 大ホール
10月11日(土) 東京 渋谷公会堂
10月19日(日) 神奈川 神奈川芸術劇場
10月23日(木) 北海道 札幌市教育文化会館 大ホール
10月26日(日) 宮城 仙台電力ホール
11月2日(日) 沖縄 那覇市民会館 大ホール
11月16日(日) 愛知 名鉄ホール
11月18日(火) 香川 アルファあなぶき 小ホール
11月22日(土) 千葉 千葉県文化会館
11月24日(月・祝) 福岡 福岡市民会館
11月29日(土) 広島 広島アステールプラザ 大ホール
12月13日(土) 大阪 フェスティバルホール
12月17日(水) 東京 日本武道館
※TOUR FINAL チケット発売日 10月26日(日)

関連リンク

THE BOOM Official sitehttp://www.theboom.jp/

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