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『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』ジェームズ・ガン監督にヒットの裏側を直撃

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』ジェームズ・ガン監督にヒットの裏側を直撃

全世界で、(いや全宇宙で?)大ヒット街道驀進中!今年のNo.1映画に推す人も多い、我らが『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』!この素晴らしすぎる宇宙活劇を作り上げたジェームズ・ガン監督と、8月9日にスカイプでインタビューをしました!とってもいい方で、ノリノリのインタビューでした!

Q.大ヒットおめでとうございます!いまのお気持ちは?

A.もちろん嬉しいですし、でも、それ以上にほっとしています(笑)。2年間かけて心血注いで作った映画が観客に受け入れられて、興行収入的にもいい成績を出しているということで、失敗にならずに本当によかったという気持ちで、ほっとしています。

Q.この物語のどこにひかれて監督を引き受けたのでしょうか?

A.なんといってもキャラクターですね。特に自分のことをろくでもない奴だと思っていたはみ出し者達が、仲間と出会って、旅路の中で、自分の中の善の心も捨てたもんじゃないなと思い出す。そして自分のことしか考えていなかったのが、他人のことを気遣う、思いやりを身につけていく。そういうストーリーが自分にはグッときました。

Q. 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』は、ファンが注目するマーベルの超大作だったわけですが、この映画の監督に抜擢された時の感想は?

A.「アメリカンアイドル」で優勝したような気分でした(笑)。
※編集部注:「アメリカンアイドル」とはアメリカのアイドルオーディション番組

Q.マーベル映画のキーマン ケヴィン・ファイギ氏から、どんなアドバイスをうけたのでしょうか?

A.彼にはこの映画の過程でいろんなアドバイスをもらいましたが、一番助けられたのは、編集の段階でしっかり管理してくれたこと。撮影が始まる段階で、僕はかなり妙で風変わりなアイデアをバンバンぶつけたんです。例えば、70年代のポップスをBGMに使うとか、お馬鹿コメディ色を強くするとか、単に自分の大親友だからといって、マイケル・ルーカーを起用して、ヨンドゥ役を大々的にフィーチャーするとか(笑)、そういったアイデアを、軒並み受け入れてくれた。そして、編集、つまり仕上げの段階で、ケヴィンは、ストーリーとしてきちんと機能するように、キャラクターを含め、こうした要素をしっかり練り上げていくことを教えてくれたんです。ケヴィンはユニークな視点と天才的なセンスを持っているプロデューサーで、なによりも理想の共同パートナーでした。

Q.『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』が、今までのマーベル映画と違う点はどこだと思いますか?

A.マーベルならではのテイストはしっかり残していますが、それ以外はあらゆる面で他の作品と違う。
まず主人公たちがスーパーヒーローではなく、はみ出し者や悪党の集まりだったり。ビジュアル的にも独特の色使いをしているのでまったく違う見た目になっている。そして地球ではなく宇宙が舞台という時点で設定が違う。また他の作品よりもコメディ色が強く、ユーモアがたくさん詰め込まれている。それからアクションよりもキャラクター同士のやりとりや関係に重きを置いており、そういったシーンが多い点が、これまでとの違いだと思います。

Q.確かにビジュアル的に、独特の色使いですね。なぜカラフルな宇宙にしたのですか?

A.70年代後半から80年代にかけて、『ブレードランナー』を筆頭に、非常にダークで暗いタイプのビジュアルっていうのがSF映画のお決まりになっていたと思うんだけど、自分は逆にそこから離脱して、50年代から60年代のSF映画のような、ポップでレトロな色使いというのに戻ってみたかったんですね。幸い今回はそれがストーリーと重なりあって、非常にいい効果を出していて、観客もそれに対して反応しているので、使って大正解かなと思っています。

Q.撮影中苦労したことはありますか?

A.序盤ですべてのストーリー設定やキャラクター紹介を一斉に伝えなければいけないという点において、いろんな名前やキャラクターや惑星が次々と出てくるので、それらを整理するのが大変でした。また何を間違ったかロンドンでロケ撮影をすることにしてしまったがゆえに、雨が降り通しで、屋外での撮影の日は100%雨でして、非常に苦労させられた。個人的には2年間この映画にかかりっきりで、家族と過ごす時間や他のことに一切手をつけられないことが結構辛かったですね。

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