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朝日OB2人 読者と向きあう姿勢と謝罪方針について語りあう

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 朝日新聞が慰安婦報道の誤りを認めてから、謝罪しない態度に批判が集まっている。現場記者たちにジャーナリズム精神を説く研修所長をつとめた本郷美則氏と、著書『朝日新聞元ソウル特派員が見た「慰安婦虚報」の真実』(小学館)が発売即重版となり話題を呼ぶジャーナリスト・前川惠司氏の朝日OB2人が、なぜ朝日は読者を向いていないのかについて語りあった。

前川:私は先輩から「読者を意識して書け」といわれたことを覚えています。600万人もの読者の前に立って読み上げるつもりで原稿を書けと注意されました。

──一方で現在の朝日を見ると慰安婦報道への対応では、「訂正はしても謝罪はしない」という姿勢が見える。

本郷:もともと朝日の体質として権威主義的なところはありました。とことん追い詰められない限り、頭は下げたくない。その悪い部分ばかりが出ている。OBとしては「素直に謝ったほうがいいのに」と感じますがね。

前川:今の会社の認識はちょっと世間と違うのでは、と思っています。朝日新聞は既に数多くあるメディアの中のワン・オブ・ゼムなのが現実です。朝日新聞のブランドはそのぐらいになっていると考えることで、いいほうに転ぶこともあるのではないでしょうか。

本郷:ただ、この問題ではそう簡単に謝罪なんてしないでしょう。当時の記者が退社したタイミングだとはいえ、最高幹部OBは健在で、しがらみはたくさんあると聞く。1991年の植村隆記者の慰安婦誤報の時の社長である中江利忠氏は東京OB会の会長ですから。

※週刊ポスト2014年9月19・26日号


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