お笑い怪獣、石川県に来襲!? 明石家さんまと木田優夫の深い関係性に迫る。

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お笑い怪獣、石川県に来襲!? 明石家さんまと木田優夫の深い関係性に迫る。

 明日9月13日、明石家さんまさんが独立リーグ・BCリーグの石川ミリオンスターズの「1日コーチ」に就任する。14日の試合で現役を引退する木田優夫投手のたっての希望を、さんまさんが快諾して実現したのだ。実は今日9月12日は木田投手の46回目の誕生日。さしずめ1日遅れの誕生日プレゼントといったところか。このように、公私ともに親交が深いという明石家さんまさんと木田投手の関係性について、『木田優夫のプロ野球選手迷鑑』の編集も担当した『野球太郎』編集部に話を聞いた。

     *   *   *

◎きっかけはミスター!

 2人の出会いは1993年。この年は「ミスター」こと長嶋茂雄氏が巨人の監督として復帰した年だった。そして、明石家さんまさんは大のミスターファン。ある知人から「さんまさんのためにチケットを取ってほしい」とお願いされた木田投手がチケットを手配したのが交流するようになったきっかけだという。

 その後、1995年頃からクリスマスの名物番組「明石家サンタ」に出演するようになり、今でも木田投手はトナカイの着ぐるみを着て出演を続けている。今後もさんまさんから「もうええで」と言われない限り出演を続けるつもりだ。

◎メジャー挑戦会見での羽織袴姿はさんまさんの助言!?

 1999年、FA権を行使してメジャーリーグのデトロイト・タイガースへ移籍した木田投手。このときの入団会見に羽織袴で登場し、「ロボコップに会えなくて残念」とジョークを飛ばしたことが日米で話題になった。

 この羽織袴姿は、木田投手とさんまさんの雑談の中で生まれたアイデア。だが、さんまさん自身は、「やってもいいけど、スベったら俺の名前出すなよ」とそれほど乗り気ではなかったらしい。それゆえ、スベることを恐れずに決行した自分の手柄だ、と木田投手は述懐している。

◎「さんまは芸能界の師匠」は誤解

 「明石家サンタ」以外でもさまざまなテレビ番組で共演していることから、世間では「木田はさんまの弟子」と見られることが多い。ところが、実際には、さんまさんの弟子ではなく、村上ショージさんの弟子なんだという。ある時、さんまさんが発した「ショージのとこで勉強してこい!」のひと言で弟子入りが決定してしまったのだ。

 世間では“スベリ芸”で有名な村上ショージさん。だが木田投手は、番組などでさんまさんと掛け合いする村上ショージ師匠の姿を見るたび、「ウチの師匠って凄いな」と素直に感じているという。

 明日13日の石川ミリオンスターズvs福井ミラクルエレファンツで「1日コーチ」に就任するさんまさんは、試合中はユニホーム姿でベンチに入る予定だ。もちろん、ベンチでジッとしているはずもなく、さまざまなパフォーマンスを見せてくれることは必至だ。木田投手も「当日は石川県の皆さんと楽しみたい」と多くの来場を呼び掛けている。

 明日、明後日の試合(14日の対戦相手は群馬ダイヤモンドペガサス)はともに石川県立野球場で開催され、試合開始は午後6時15分。両日ともに始球式が行われ、13日には、元巨人の槇原寛己さんが、14日は元横綱・若乃花の花田虎上(まさる)さんが登板することが決まった。

 そして、14日の本拠地最終戦の日には木田投手の引退セレモニーが行われる。木田投手にとって今日からの3日間は、人生の中でも特別な日となるのは間違いない。

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