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黒夢、“クロの日”名古屋凱旋公演でツアー新局面へ突入?

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9月6日、Zepp Nagoya。黒夢のツアー「BEFORE THE NEXT SLEEP Vol.1『夢は鞭』」が中盤のクライマックスを迎えた。いや、開幕前から「最後のロングツアー」と公言されているだけに、各地で“最後の夜"を重ねているこのツアーは毎回のライヴがクライマックスでもあるのだが。

黒夢といえば、これまで常に2月9日と1月29日が“記念日”として認識されてきた。言うまでもなく前者は20年前のデビュー日、そして後者は黒夢としての歴史がかつて停止した日付である。これに加えて最近、9月6日はファンの間でも“クロの日”と呼ばれるようになってきた。ちなみにちょうど1年前、2013年のクロの日には、彼らはZEPP DIVER CITYのステージに立っている。同公演でのドラマーにcoldrainのKatsumaが起用されていた事実を記憶している人たちも多いことだろう。ごく最近のことのようにも感じられるが、すでにそれから丸1年が経過しているわけである。

今回のツアーではずっと定刻開演が続いているが、この名古屋公演も18時の開演予定時刻ちょうどに暗転。「FAKE STAR」で幕を開けたライヴはアンコールに次ぐアンコールを重ねてトータル30曲以上にも及び、音響トラブル等の影響もあったとはいえ、終演を迎える頃には22時を過ぎていた。余談ながらこの前夜、清春は東京・新宿ReNYのグランドオープン、すなわち正式なこけら落としにあたるソロ公演を行なっており、単純計算すれば2夜で約8時間、歌い続けたことになる。

黒夢は今回のツアー中、各公演終了後にツイッターのオフィシャル・アカウント(https://twitter.com/kuroyume_info)上に、撮られたばかりのライヴ写真とともにその日の演奏曲目を公開している。まだまだ続くツアーだけに通常ならばいわゆるネタバレ回避に努めようとするところだろうが、これもまた彼らが一夜一夜を“もう二度と訪れないもの”と解釈していること、選曲や構成に重複があろうと“同じライヴ”を繰り返していくつもりが彼ら自身のなかに皆無であることを物語っている。実際、この夜の公演終了後、清春は今後のセットリストに変化が生じるはずだということを示唆していたりもする。そのヒントになるかどうかはわからないが、この夜は今ツアーを通じて初めて「KINGDOM」が披露されている。

アンコール時のMCで清春は「1年は速いよ。(去年の今頃は)『黒と影』が絶対間に合わない(ことが決定的になりつつあった)頃」と観客に告げた。実際、2013年の同じ頃、『黒と影』のレコーディング作業は、11月に設定された発売日を目指して進められていた。結果、同作の発売日は2014年1月29日に再設定されることになるわけだが、同じMCのなかで彼は「ツアーが終わるとそれ(=実際のアルバム発売)から1年になる」とも語っている。

そう、『夢は鞭』をキーワードとするこのツアーの“VOL.1″は10月30日、清春の誕生日に東京・新木場STUDIO COASTにて終了するが、『毒と華』という言葉を掲げて12月4日に郡山で開幕を迎える今ツアーの“VOL.2″は、2015年2月9日まで継続される。また、この日の公演が“VOL.1″における名古屋での最終公演となったが、“VOL.2″において彼らは12月31日、そしてツアー最終日の2月9日に、同じZEPP NAGOYAを占拠することになる。加えて、11月15日に名古屋・ダイアモンドホールで行なわれるBOYS ONLY公演(同19日、東京でもZEPP Diver Cityにて開催)、来年1月29日に同じくダイアモンドホールにて開催されるFC限定公演にも注目したいところだ。

かつての活動拠点だった名古屋をふたたび本拠地とするかのようにしながら、このツアーは続いていく。そして黒夢の新たな歴史は、驚くほどのスピードで転がり続けている。しかし同時に、そのスピードのなかで、清春と人時には、移り変わりゆく風景を眺める余裕もあるようだ。清春は「これが名古屋での、45歳最後のライヴ」とも語っていたが、そうしたさまざまな“最後”を経ていくからこそ、彼らはそれと同じだけの“最初”をこれからも迎えていくことになるに違いない。

TEXT:増田勇一
PHOTO:宮脇進

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