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中古マンション市場の拡大で好業績が加速見込みの割安IPO株

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 為替相場のさらなる円安進行が期待されるなか、日本株も堅調な値動きが続いている。そうした中でこれから上がる株はどこにあるのか。投資情報サイト「東京IPO」編集長・西堀敬氏が注目の個別銘柄を紹介する。

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 米国の量的緩和縮小で日米の金利差が拡大することに加え、日本の貿易赤字が継続するので為替相場は円安に向かいやすい。国内は日銀の超金融緩和継続で内需が堅調。そのシナリオからいえば、秋から株高になるのでその恩恵を受ける証券・運用会社が物色される。物価上昇を背景に不動産セクターも買われそうだ。

 とはいえ、現状の不動産セクターを見ると、資材と人件費の高騰で新築物件のデベロッパーは苦戦を強いられている。そこで、6月18日にIPO(新規上場)したばかりのムゲンエステート(東証マザーズ・3299)に着目したい。同社は、首都圏を中心に中古不動産の買い取り販売事業を展開している。扱っている物件は広く、区分所有マンションや1棟マンション、オフィスビル、一戸建て住宅などに及んでいる。

 営業マンが仕入れからリフォーム企画、販売まで一貫して担当し、物件ごとに採算に目を光らせることができる点が強みだ。一次取得者だけでなく、バリアフリーでない一戸建てを売却して中古マンションに移る人も増えており、中古マンション市場は今後さらなる伸びが見込まれる。古くなったマンションの売却と解体をしやすくする改正マンション建て替え円滑化法が成立したことも同社には好材料だ。

 2014年12月期通期業績は、売上高が前期比20.2%増の250億3100万円、営業利益が同15.9%増の26億1300万円を見込んでいるが、中間決算の通期予想に対する進捗率はいずれも56%と業績も好調だ。にもかかわらず、株価は公開価格割れの低迷が続き、非常に割安と思える。現在の業績からいえば、来年にはマザーズから東証1部への鞍替えが十分に考えられ、株価も大きな水準訂正があっておかしくない。

 その他に注目する銘柄のひとつが、独立系投資顧問のスパークス・グループ(ジャスダック・8739)だ。日米金利差拡大などの要因で円安進行を想定して、秋から日本の株式市場は活況化すると見ているので、その恩恵を受けて同社株の大きな反発が期待される。

 株式市場の低迷で同社の運用残高も停滞気味だったが、株価上昇に連動して運用残高報酬や成功報酬が拡大するビジネスモデルなので、上昇相場が到来すれば真っ先に動意づく銘柄だ。総合不動産投資顧問のジャパンアセットトラストを買収し、不動産運用ビジネスを拡大している点も物色材料視されそうだ。

※マネーポスト2014年秋号


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