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古くから伝わる、ヘルシーなグアテマラの食を堪能!

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こんにちは。グアテマラでスペイン語留学中の大善です。

今や日本でも見かけるようになったトルティーヤやタコスなどのメキシコ料理。トルティーヤはトウモロコシで作られていますが、トウモロコシの起源はメキシコやグアテマラだと言われています。そして同じトルティーヤでも、メキシコは薄くて平たく、グアテマラは厚みがあり、ほんのりトウモロコシの甘味がします。

日本から見ればグアテマラはメキシコと同じような場所にある、同じような雰囲気の国かもしれません。ですが、人柄はもちろん、食に関しても大きな違いがあるのです。「グアテマラって聞いたことあるけど、何が有名?」という方に朗報! 今回は旅の重要な要素である、グアテマラの「食」についてご紹介いたします。

グアテマラの主産業、トウモロコシを使った料理

グアテマラでは日本で言う米に相当するものがお馴染みの「トルティーヤ」です。トウモロコシを粉引きで粉状にして、水、石灰を加えて塊を作り、手で叩いて平たくしていきます。基本的に種類は白、黄色、黒の3種類ありますが、それぞれトウモロコシの粒の成熟度合いによって異なり、黒色が一番甘味があると言われています。

グアテマラへ一歩入ると、パンパンと手でトルティーヤを叩いている音が聞こえてくるのも、何だか風情を感じさせられます。

町では安価で大量に作るため、トウモロコシの粉に小麦粉を混ぜている店もあるのですが、やはり純粋にトウモロコシの粉だけで作ったものとは全く味が異なるので、是非ご賞味あれ。

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トルティーヤの他にも、「タマレス」(他にも呼び名は「タマル」「タマリート」がある)という普段のご飯に欠かせないものがあります。タマレスはトウモロコシの粉を練って、バナナの皮で包んで蒸しあげるというシンプルな作り方ですが、挽きたての粉を使って蒸したタマレスは、トルティーヤと同様で甘味がして、バナナの葉がほんのり香ります。食事では蒸したものをそのまま食べるか、コマル(トルティーヤを焼くために使う鉄板のようなもの)で外面をカリッと焼き上げて食べます。

また、タマレスを蒸す前に米や肉、トマトサルサなどを入れて蒸した「パチェ」(これも地域によって名前が異なる)という料理もあります。グアテマラではタマレスはご飯代わりで、パチェは夕食時に召し上がることが多いです。また各家庭や店で中に入れるのもが異なるので、様々な味のパチェを味わうことができます。

日本でポピュラーなタコスはグアテマラでは「エンチラーダ」と言います。グアテマラではトルティーヤを揚げたものをトスターダと呼び、トスターダの上に細かく刻んだ肉や辛口に味付けした野菜を乗せ、サルサをかけて食べます。

栄養たっぷり!古くから伝わる、グアテマラ人の栄養源

トルティーヤと共にグアテマラ料理でポピュラーなものが、スペイン語で豆という意味の「フリホーレス」です。インゲンマメの一種を使い、乾燥豆を蒸してペースト状にしたものや、豆粒を残してスープにしたものなど、様々な料理のバリエーションがあります。フリホーレスはグアテマラ人の重要なビタミン源、タンパク質源となっているのです。

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グアテマラには山が多く、気候も高地なので、比較的涼しく、私の住むケツァルテナンゴでも晩は冷え込みます。グアテマラでは暖かい飲み物と言えば、コーヒーやチョコラテも有名なのですが、トウモロコシをすり潰して砂糖やカルダモンなどのスパイスを加えたアトルも有名です。原材料はトウモロコシの他に米やバナナが入っているものもあり、昔から伝わる大切なグアテマラの栄養源でもあります。今は牛乳や砂糖を混ぜて作られており、非常に飲みやすく、寒い朝には恋しくなる飲み物です。

また栄養素の高さから、グアテマラの学校で配られたり、アフリカでも飲まれているそうです。

各地域で異なる肉や魚料理


グアテマラの「セビーチェ」(カルパッチョのようなもの)はエビや貝、魚と細かく刻んだトマト、玉ねぎを混ぜ、オイスターソースや醤油、家庭によってはコクを出すために野菜ジュースを入れて、濃厚な味わいです。味が濃いので、トスターダやクラッカーとともに食べます。グアテマラのどこでも食べることはできるのですが、特に海沿いの町は新鮮に味わうことができるでしょう。

グアテマラ北西コバン地方の七面鳥を使った郷土料理の一つが「カキック」です。七面鳥は高価なので、代用として地鶏を使ってスープにします。コバン地方ではスープといえばカキックというほどポピュラーなものです。

こちらは鶏肉と野菜に、かぼちゃの種を炒って擦ったものや香辛料を加えて煮込んだグアテマラ風シチュー「ぺピアン」です。かぼちゃの種、ゴマ、シナモン、クローブ、ローリエなどの風味がアクセントとなり、さらに辛めの香辛料をかければ、さらに食欲をそそります。一緒に煮込んだ鶏肉もシチューが染みており、非常に柔らかくて美味です。

また豚の皮を油で揚げたもので、非常に硬く、味は脂濃いですが、癖になる味のチチャロンというものもあります。しかしグアテマラではそのまま食べるのではなく、豆のスープと一緒に混ぜるため、チチャロンは柔らかくなります。

さいごに

中米の料理と一言に言っても、グアテマラには独自の食文化が存在し、昔から庶民の生活や健康を支えてきたものなのです。

日本に住んでいれば、なかなか食の末端に触れる機会は少ないですが、グアテマラには多くの定期市が存在し、市では多くの生きた家畜や様々な野菜が売られており、身近に食のルーツを感じることもできるでしょう。そして中米なら暑い国ではないかと思われますが、ほとんどの主要都市は高地に存在するため、非常に過ごしやすい気候なのです。

これを機に是非一度、グアテマラへの旅行を検討してみてくださいね。

■NaoyaHata「登山尽くしののグアテマラ
■AyaMurase「Antigua Guatemala
■NatsumiDaizen「夏を求めてグアテマラの黒いビーチ、チャンペリコへ!

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