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「目薬で昏睡する」は都市伝説?

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意中の女の子と食事を楽しむ際、お酒というのはなかなか頼もしいツールだ。場がリラックスするし、酒が進めば話もはずむ。場合によっては、お酒の勢いを借りて恋愛関係が思いがけない進展を見せることも…。

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そんなことを考えていて、ふと思い出した噂がある。アルコールの入ったドリンクにこっそり目薬をたらしておくと、それを飲んだ女の子は猛烈な睡魔に襲われるというものだ。これが本当なら非常に物騒な話だが…。新宿ライフクリニックの須田隆興先生に真相を確かめてみた。

「たしかに昔からまことしやかに噂されていることですが、これはあり得ないでしょう。もし目薬に睡眠薬のような成分が含まれているのだとしたら、目にさした場合でも粘膜吸収によって睡魔が発生しなければおかしいことになります。また、目薬に含まれる何らかの成分が、アルコールと反応して鎮静作用を生むようなこともありません」

なんだか拍子抜けしてしまうが、「もし目薬で眠ってしまうなら、不眠症患者は病院へ行かずに目薬を買いに行けばいいことになる」と、須田先生は一笑に付す。そして、こうした都市伝説が生まれた背景には、次のような理由が考えられるという。

「昔の目薬には、ロートエキスという成分が使われていました。これはナス科の多年草から抽出されたエキスで、副交感神経を抑制、あるいは遮断する作用を備えており、それが拡大解釈されて流布したものと思われます。ちなみに、このロートエキス自体は現在も胃炎や便秘の薬などに使われていますが、副作用項目に眠気を催すというような記述は一切ありません」

眠くなってしまうことがあるとすれば、それはそもそもお酒の飲み過ぎなのかもしれない。
(友清 哲)
(R25編集部)

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