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ペットの“親権問題”離婚時に増加

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結婚後に夫婦の共有財産で購入したペット。これを離婚時にどちらが引き取るかで揉めるケースが近年増えているという。アディーレ法律事務所の篠田恵里香弁護士に話を聞いた。

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「我が子同然にかわいがってきたペットなら、当然お互いに引き取りたい気持ちが強い。特に、子どもがいない夫婦の争いはかなり熾烈ですね」

ところが、飼い主の気持ちとは裏腹に、法律上のペットの扱いはなんともシビア。

「法律上、ペットは車や家具と一緒でモノという扱いです。したがって親権という概念がありませんし、もちろん養育費も発生しません。結婚後に夫婦で築いた貯金や家計のなかから購入費を支出したのであれば、あくまで財産分与の対象です。つまり話し合いでどちらが引き取るかを決め、引き取った方が相応の金額をもう一方に支払う形で決着します」

もっとも、夫婦なら、どんなに揉めても最終的には財産分与として解決手段があるが、これが同棲中のカップルだと、そうもいかない。

「同棲中に2人で購入したものは“共有財産”。財産分与という概念が存在しません。ですから、たとえ法廷で争ったとしても裁判所が下す判決は『2人のもの』となるので、話し合いで決めるしか方法はないですね」

どちらにせよ、引き取れなかった方は泣く泣くペットに別れを告げて離れるしかないのだ。しかし、なかにはこんなケースも。

「いったん片方が引き取り、月に何回か面会をするという結論になることもあります。そうして会っているうちに、よりを戻すことになったカップルもいらっしゃいますよ」

一度は別れたが、ペットが“かすがい”になったわけだ。ほかにも、ずっと子どものようにかわいがっていたからと、任意で養育費ならぬ飼育費を払う人もいるんだとか。

「最近は“ペットは家族”という認識が強まったおかげで、裁判官も少しずつ変わってきていますね。離婚問題の判決でも、金銭面だけでなく、どちらが主に世話をしてきたかなど、気持ちの面も少なからず考慮するようになっています」

揉める夫婦たちを、ペットは一体どんなふうに思っているのだろうか。
(中村未来/清談社)
(R25編集部)

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※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
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