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ジェラート大会入賞者が教える 美味しい食べ方と理想の固さ

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 まだまだ暑い日が続くこの時期だけでなく、近年は季節を問わず、一年中楽しむ人も増えたアイスクリーム。その市場規模は、今や4330億円(2013年度のアイスクリーム類及び氷菓販売金額・日本アイスクリーム協会調べ)にまで成長している。一口に「アイス」と言っても、さまざまなタイプやフレーバーがあるが、ここ数年で特にシェアが伸びているのがジェラートで、前年比約570%(2012年度)、約1170%(2013年度)と驚異的な伸び(ロッテアイス調べ)を記録しているという。

“なぜ今、ジェラート人気が高まっているのか?”や、既存のアイスクリームとの違い、美味しく味わうコツなど、世界で唯一、メーカーとしてイタリアジェラート協会(SIGA)の認定を受けているロッテアイスの担当者に話を聞いた。

「ジェラートとは、イタリア語で『凍ったお菓子』という意味。イタリア風のアイスクリームやシャーベットのことをすべて、ジェラートと呼びます」そう語るのは、SIGAの主催するジェラートコンテストの入賞者で、昨年9月に発売された『ジェラートマイスター』の開発担当者・神戸寿史さん。

 本場イタリアでは「ジェラテリア」と呼ばれる専門店も多く、価格は2~3ユーロ(1ユーロ=約136円)からと手頃で、年齢・性別を問わず親しまれている。こうした“イタリア風”のジェラートと、一般のアイスクリームとの違いは、どういった点にあるのだろうか。

「もっとも大きな違いは、素材の使い方ですね。一般のアイスクリームは基本的にミルクがベース。例えばストロベリー味にしても、ミルクを引き立て、邪魔しないようにいちごを加える程度です。

 一方ジェラートの場合は、フルーツやチョコなどの素材が主役。『ジェラートマイスター』で一番人気の『アルフォンソマンゴー』は果汁と果肉の比率が50%ですから、ひんやりとしたマンゴーの濃厚な味と香りを味わえます。『マンゴー以上に、マンゴーの味がする』といった声もちょうだいしているほど、素材の濃厚さや食感が際立っているのが、人気の要因のひとつだと感じますね」(神戸さん)

 ちなみに、さらに素材比率が高い『フランボワーズ』や期間限定フレーバー『ピンクグレープフルーツ』といった、いくつかのフレーバーでは果汁・果肉の比率が70%近くにのぼる。ジェラートは素材そのものの味を活かすため、砂糖や酸味料の使用を極力控えており、人気の高いフルーツフレーバーでは1個あたり150kcal未満と、カロリーが気になる女性にとっても嬉しいポイントといえそうだ。

 そしてジェラート特有の魅力のひとつは、食感の“なめらかさ”にもある。

「なめらかさの要因は、氷の結晶サイズが小さいことと、フルーツフレーバーに使用しているピューレです。ピューレには果実由来の繊維がたくさん含まれているので、それがなめらかな食感に繋がっています。

 ご家庭で食べる際は、食べる少し前に、ジェラートを冷凍庫から出しておきます。ジェラートの温度を少し上げることで、さらに香りと味がより強く感じられるようになり、美味しさが増します。容器を横から押してみて、わずかにへこむくらいが食べ頃です。少し柔らかくなったら、スプーンで空気を含ませながら練って食べると、さらになめらかさが増して専門店でサーブされるような味わいになります。コツはスプーンを突き立てるのではなく、よく練ったジェラートの表面にすべらせ、横向きにすくい取るようなイメージでスプーンを使うことですね」(神戸さん)

 ワンランク上の楽しみ方としては、バラエティ豊かなジェラートのフレーバーを満喫すべく、専門店のように1つのコーンやカップに2種類以上のジェラートを盛り合わせるのもオススメ。ミックスしながら食べることで、自分好みの新たな味が発見できる。

 また、素材そのものの風味を活かした“大人の楽しみ方”としては、『シチリアレモン』には白ワインやスパークリングワイン、『イタリアンチョコ』にはブランデーやモルトウィスキーといった、お酒との相性もイメージが膨らむ。

 フレーバーだけでなく、味わい方も幅広いジェラートだが、家庭で美味しく楽しむための注意点を聞いてみた。

「家庭用の冷凍庫で長期間保存すると、氷同士がくっついて粒が大きくなり、なめらかさが失われてしまうこともあります。スーパーなどで買われた後は、なるべく早く召し上がってください」(神戸さん)


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